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(回答先: Re: これにも一応回答。 投稿者 匿名希望 日時 2002 年 9 月 21 日 03:30:20)
戦時経済で,米国は平均GNPの20%の財政赤字を継続し,結果名目GNPは,大恐慌時の2倍になりました。内容ではなく規模におどろきますね。単純に推定すると,日本国もバブル当時の450兆円から900兆円への規模に達すれば、万歳ということになりますね。丹羽教授の推定潜在GNPは850兆円ほどといってますから,案外近いんじゃないでしょうか?
いずれにせよ、最初の問題意識である「景気の飛躍的回復、それに伴う財政問題を解消するような税収増加、それでいて金利は上がらず」などと言ったムシの良い話は絶対にあり得ないことは確認できたと思います。
そうでしょうか?規模は小さいですが,日本のバブル、さらにあの弾劾クリントンがまさにそうではなかったでしょうか?景気の飛躍的回復、税収増加、金利上がらずは、低金利の持続、民間の負債と資産の両建て取引の成立,資産市場のバブル化、設備投資の増加,好景気、税収増加、黒字化,金利低下とかいう過程ですね。
まあ、何がきっかけとなるかですが。
国が,負債と資産の両建て取り引きするしかありません。
で、通貨は本来誰の負債でもない負債であり、又同時に資産でもあることは明確なんです。
通貨をする,その上で政府は大きな政府の要素を通貨発行自体にゆだねて、小さな政府になればよい。
原則で通貨発行を行い、市場メカニズムを徹底すれば(というのは所得移転はすんでるし信用創造も存在しているから可能),通貨発行に文句を付けるものがいるのかといいたい。
これがほんとのマネタリズムじゃないのか?銀行って必要です?
仲介又は情報産業として,自由化してあげたらどうです?厳格な淘汰実行条件で。元本保証は死語にしましょう。
大恐慌ー戦争ー戦後の米経済は示唆に富むと思いますが。私見では、それを原則的な通貨の所得供給で実行可能ではないかということです。通貨協定又は通貨同盟が必要でしょうけど。
取引に比べて通貨が余りにも少ない,かつ通貨価値の安定に対する仕組みが余りにいいかげん=学者は物価安定と通貨価値安定を混同しているのが,問題の根源ではないですか。価値安定の通貨を合理的に供給ーこれは融通ではなく,新規供給することこそが,デフレ対策として重要だと思いますが,全く意味不明と取られてしまうのが残念至極です。価値安定であるから当然最終的には,統一通貨となります。ようするに,通貨は単位に近く,同時に所得として分配の要なんです。