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(回答先: Re: これにも一応回答。 投稿者 名忘れた 日時 2002 年 9 月 21 日 10:16:34)
バブル期の長期金利推移が望ましかったと取れる記述がありますが、87年に国債の平均利率は5%程度です。それが91年にかけて上がり、8%程度でピークを迎えます。その後はずっと低落傾向です。本格的な景気回復がなかった90年代はインフレ懸念も台頭せず長期金利も低かった。以上が実態です。バブル期程度のGDP成長率(とそれに伴う税収増)では80年代後半並の利率になるとすると、とても対応できません。と、言う事は税率そのものを上げる必要があるわけです。しかし今の体力で税率を上げると経済を扼殺することになりますね。それが今の袋小路なのです。
後段は政府紙幣のことにも関連するのでしょうが、貴意の詳細は分かりませんが、無原則に発行を行っても大丈夫と主張されている印象を受けます。そんなことはあり得ません。必ず多かれ少なかれ悪影響はあります。発行額を多くすればするほど悪影響も増大します。従って、我が国の構造を変えるための劇薬として一度だけ(ただし十分な水準で)使うのだ、という節度は崩せないでしょう。「景気刺激のために」などの用途を気軽に考えるようでは国を誤まります。