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(回答先: 日本人としてのプライド 投稿者 楽観派 日時 2002 年 7 月 26 日 00:19:27)
「ジェノサイドとも言うべき原爆投下を行った米国がそんなに素晴らしい国か?いまだに見えない形の人種差別が横行しているような国ではないか。そんなにアメリカが好きならアメリカ人になったらどうだ?」こういう議論をよく見かけます。この議論の裏側には、「そこへ行くと、日本はもっと倫理観もしっかりしたまともな国だ」という意識があります。
しかし、冷静に考えてみて本当にその通りでしょうか?当時の状況そのままで、日本と米国の位置付けがそのまま逆だったとと想定した時、日本政府は「鬼畜米英」に原爆を投下しなかったと言い切れるでしょうか?私は日本も原爆投下の意思決定をしたと思います。
同様に、「韓国とか中国の連中はいつまでも過去のことをグダグダ言って、少しは日本の米国に対する態度を見習って戦後にケリをつけたらどうだ。」という感情的な見方も誤っています。彼らがそうするのは、彼らの政府がそのように処するのが得策だと判断しているからに過ぎません。過去を持ち出すと日本内部がグラグラすると分かっているからそうしているのです。
日本政府は経済だけでなく、外交についても冷徹な判断を下して行かなければなりませんね。