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【国家戦略】栄誉ある孤立化政策
みなさん、はじめまして。
経済素人の戯言ですが、少し意見をまとめてみましたので、
よろしくご意見下さい。
ただ、私の身の回りでも負債が払えず会社が倒産したものが
多数居り、居ても立ってもいられない状況であることをご
察し下さい。
この投稿は他掲示板にも同様なものを投稿させて戴いてお
りますが、多くの方のご意見を伺いたいとの事からでありま
す。
あっしらさん他多くの方のご意見を戴き、参考とさせてく
ださい。
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◎栄誉ある孤立化政策【1:序文】
大東亜戦後日本はアメリカの属国となりパックスアメリカ
ーナの下でひたすら貿易立国として自由貿易体制の恩恵を受
け経済発展に特化した国家運営を行ってきました。
55年体制とか吉田ドクトリンとかいわれるのがそれなわ
けです。
しかし、東西冷戦の終結とドル支配体制の行き詰まりを見
抜けなかった結果、バブル経済を発生させ破裂させる愚行を
行い10年以上にわたる未曾有のデフレ経済を続けているわ
けです。
しかも尚、世界一の外貨準備高と対外資産を有する我国が
何故この様に不景気なのでしょうか。
私の考えるに、根本原因は国際金融システムにあると思う
のです。
つまり、日本人は対外貿易で稼ぎを上げさえすれば豊かに
なれると単純に考えてきたこと、そのことが間違いなのでは
と思うのです。
対外貿易で稼ぎを上げてドルを日本に持ってきてもそのま
までは国内経済は豊かにはならないのです。
国際金融システムに組込まれた国は外貨が黒字であっても
その外貨ドルを使わなければ何の意味も無いのです。
その為日本は余剰外貨ドルを無理に使い、その結果国内産
業を空洞化させてまで色々なものを輸入し、製造業に従事し
ていた多くの方々が失業してしまったのです。
これは本末転倒であって何の為の貿易黒字かわからないわ
けです。
経済屋は製造業従事者はサービス産業へと職を転換しろと
無責任に断言します。
しかし、日本人多くの気質はサービス産業向きではないの
です。
真面目にコツコツ働き、花鳥風月に赴きを感じ、自然を神
とあがめ生きていくのが日本人の幸せなのです。
また、現在の世界経済は生産過剰の構造デフレ状態に突入
しつつあり、しかもまた、1870年台のイギリス、193
0年代のアメリカがそうであったように日本はニッチモサッ
チモ行かない資産デフレ状態なのです。
それに加え、国際金隆経済は多量の投機マネーにより左右
されており、リバレッジの極度に高い状態のため強度の外乱
に対しては自己破壊的になることが予想されております。
このままいけば世界恐慌は避けられないとも思います。
もうそろそろ気が付いた方が良いのではないでしょうか、
世界とのお付き合いも程ほどにした方が無難である事に。
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◎栄誉ある孤立化政策【2:基本理念】
@ 自由貿易体制による輸出至上主義は必要以上に稼ぎすぎ
ると余剰なドルが溜まり、それを用いての輸入品の氾濫によ
り国内製造業が空洞化し、日本人の「匠の気質」が失われ長
期的には民族が衰退する。
A 日本人が現在ほんとに必要としているのは石油または天
然ガスのエネルギー資源とレアメタル等工業原材料と食料だ
けなのです。
それを稼ぎ出すのは現在日本にしか生産できない高度工業
製品や部品原材料を用いて貿易バーター主義(2国間貿易拮
抗主義)でこれらを確保することが可能と考えられるのです。
B 国際金融システムや自由貿易体制は欧米近代合理主義を
全世界の人類に適用し、そのルールの下で全人類を競争させ
る適者生存(弱肉強食)を基本原理とするものであって、こ
れに従えば結局人類の多様性は失われ、その過程で貧困や飢
餓、テロや戦争が発生し人類滅亡を招来する可能性が高いと
考えられます。
C このまま多くの国々が自由貿易により大量生産大量消費
を行いつづけた場合、地球の浄化力を超え、生態系は破壊さ
れ、人類社会の成り立ちを許さない環境に至る事が懸念され
ています。
事態は徐々に進むのではなく、ある限界点を越えた後急激
に進むのであって、その時多くに国々では多くの人口を抱え
食料の枯渇や資源の枯渇から侵略的国家間戦争がおこるであ
ろうことが予想されます。
D 人類種の貴重なる一種、日本民族をその文化文明と共に
保存するには、以上のような修羅場的世界からできうる限り
生存の場を遠ざけ、関係性を持たないようにする事が賢明で
あるとも認識されます。
E 本来的には資源・食料に乏しい日本人がその英知と努力
とで自立循環社会を形成する事は、全人類にとっての手本で
あり、各民族生存の希望となるであろう事も明らかなのです。
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◎栄誉ある孤立化政策【3:現状世界認識】
現在のドル基軸の世界支配体制はアメリカが生産力を失い、
はや30年以上を経過しその間アメリカはドルを垂流しつづ
け余剰ドルを米国債の形で無理やり還流させたり、米国金利
の優位さから世界金融を引き付けたりしながら、ある意味騙
し騙し世界金融経済と自由貿易体制維持を行ってきたと私は
考えます。
その証拠に、世界金融経済の取引額はこの10年で驚くほ
ど巨大となり、世界を駆け巡る投機マネー(過去にアメリカ
が垂流した歪なドルの変わり果てた姿と思われる)の総額は
実体貿易取引総額の実に20倍以上になってしまいました。
(日本の年間GDP総額4兆ドルに対して、1日あたりの国
際金融取引額が2兆ドル内外と極めて巨大)
一方、戦後日本経済をはじめ欧州経済、東南アジア経済、
中国経済は復興発展し世界全体の生産力は巨大化し、日本だ
けでも全世界の需用の80%を生産できるほどの生産過剰状
態となっている。
世界金融システムが投機マネーに牛耳られた矛盾の局に達
し、自由貿易経済が世界需用をはるかに越えた生産過剰に陥
り、今まさに世界経済は破局を迎えようとしてのではと考え
ます。
その証拠にアメリカは政権交代と同時にいち早く世界を戦
争状態に導き、戦争ケインズ政策により状況打開を謀ろうと
していると解釈します。
これから近々に起こるであろう世界的経済変動は1998
年の通貨危機をはるかに上回る信用収縮を伴い、各国経済は
一瞬心停止状態に陥る事が予想されます。
日本も例外ではなく、世界の潮流に大きく飲み込まれる事
でしょう。
グローバリストの長期展望に立てば、破壊的な経済変動が
起ころうが、世界戦争が起ころうが、それは創造的破壊なの
であって、あえて享受すべきものであり、結果それでも人類
の歴史は続き、まだまだ近代化に遅れた旧共産圏や第3世界
が残されている以上、日本は人類世界の中で積極的な関連性
を保つ必要があるとの事でしょう。
しかし、私は上記の発想そのものが地球を球形ではなく無
限の平面であるとする中世的発想そのものだと思えるのです。
何故なら、地球環境問題、資源問題、宗教問題、人口問題
等々立ちふさがるまさにグローバルな問題は各国民国家にと
ってほとんどが利害がぶつかるものであり、現在の欧米近代
合理主義思想では解決不可能と考えられるからです。
結局どこかの国が手本を見せるしか方法が無いと思うので
す。
つまり、日本人が過去に経験した自立循環社会をもう一度
現代にハイテク技術を駆使した形で再構築し、多くの諸国民
にこのような社会こそが桃源郷であるのだと言う事を身をも
って示し、人類の文化文明の発展継続に日本的に寄与する事
が必要であると考えたわけです。
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◎栄誉ある孤立化政策【4:日本版ニューディール政策】
今現在の日本の失業者数はほんとは500万人を超えてる
のではと思います。また、新規卒業者については20%以上
の若者達が就職を諦めフリーターになっております。
世間では工場閉鎖やリストラが吹き荒れ、構造改革の名の
元に各企業の貸借対照表や損益決算書の書面づらが良くなる
事が世の中が良くなる事だと錯覚したおかしな風潮が幅を利
かせています。
かと思えば、銀行ペイオフを警戒した卑近な成金どもが金
塊を買い、数億円もする都心部マンションが飛ぶ様に売れて
いるという矛盾した社会状況なのです。
このような状況は日本社会の末期的症状であると認識しな
ければおかしいと思います。
いくら構造改革して企業収益の向上を目指しても、民間需
用が上向かねば景気はよくならないのは当たり前の事でしょ
う。
多くの国民がその所得を減らしている中でどの様にしたら
民需を上向かせる事が出来るのでしょうか。
結局の所、国家主導によるプロジェクトXしか方法はない
と思うのですが。
国家財政が破綻している中で、そのような事はもう不可能
であるとの意見が聞こえますが、全世界の金融システムが崩
壊するような状況になったときにチャンスがあると私は考え
るのです。
つまり、金融システムが崩壊し対外資産が無に帰した時、
国家権力はその存在意義を真に発揮するはずである。しなけ
ればならないと思うのです。
具体的には、その時点では国内金融機関はすべて破綻状態
となるはずです。
その時、国家権力は外国資本の介入を許さず、すべての金
融機関に対し政府発行貨幣を強制注入し不良債権を一挙に払
拭し、市場に対してはその政府発行貨幣により経済活動を行
うよう経済緊急事態法を発令し実行させる事が可能であるし、
そうなるだろうと予測します。
勿論それに合わせて銀行は一次封鎖、一定額以上の資産に
対しては富裕税を課し、財産没収が行われる事は想像に固く
ありません。
国際金融システムが崩壊するとは、一種の戦時統制経済状
態にどこの国もならざるを得ないと思うからです。
その段階で国家権力はなにをプロジェクトXとしてやった
ら良いかと言う事なのです。
色々考えられるでしょうが、まず失業対策を早急に行わね
ばならないでしょう。
その時点での失業者数は恐らく1000万人を超え、下手
をすると2000万人近くなるかもしれません。
ほっておけば日本の社会基盤は大きく崩れ、倫理道徳の崩
壊から歴史も文化も伝統もすべて失われてしまうでしょう。
早急にやるべき事はこれらの方々を家族もろとも現在の過
疎地に国家負担で移住していただき、新しい形の村社会
(1000箇所以上)を作ってもらう方向性が適してると思
うのです。
新型村社会の村民を村民既得権付きで募集するのです。
建前上は100年単位のローンを組み、当座の返済はほと
んどないようにしてです。
平坦地はほとんど現在でも利用され、過疎地は山村で水利
の問題やら色々あると考えられますが、情報技術やバイオテ
クノロジーを駆使し何としてでも環境循環型村社会を実現さ
せるべく、国家ぐるみで応援し、成し遂げるべきでしょうし、
可能であると信じております。
その過程で、ソフトエネルギーパスの考え方やバイオマス
利用の技術発展が見込まれ、当座は国家による食料・エネル
ギー・物資の支援を受けていたものが次第に自立していくの
ではと思います。
また、日本全体は国内経済のみで循環継続する真の構造改
革が起こると思います。
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