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(回答先: Re: ご指摘の内容を理解できません 投稿者 あっしら 日時 2002 年 7 月 07 日 03:30:32)
経済に限らず理論とは様々な事象の共通項を見つけその法則性を体系化したものと理解します。この場合、優れた理論とはより広範な事象をよりエレガント(簡潔・整合性・高い応用性)な形で提示するものと考えます。従来の理論ではうまく説明できなかったものを含めてより広い事象を説明できる理論は当然優れています(下位互換性がある)。エレガントあるいは美しい理論というと反発を受けるかも知れませんが、同じ事象を説明できるなら簡潔で誰にもわかる方がより優れているということだと私は感じています(私見です)。
さて社会科学では様々な人間の活動を扱うわけですが、その最大の活動は経済活動である以上経済学が少なくとも他の社会科学全ての理論・知識を駆使した上で成立すべきだと考えます(これも私見)。
さて消費者心理が冷え込んだという分析は、では経済学論理とどうつながるのでしょうか?それとも投資家心理などという言葉は意味がないと考えておられるのか。7月4日に予想されたテロがなかったゆえにNY株価が上がったのは需給関係が好転したからですか?それともFRBが秘密に金利を下げたのですか?
そもそも近代経済学論理そのものの妥当性を疑うところから新しい”経済原論”ははじまるべきではないでしょうか?
人間が社会活動を営みつづける限りそれを説明する理論は残りつづけます。それを経済学と呼ぶかどうかは別として。
ところで過去に一度言及しましたがヨーロッパを中心にもりあがりを見せている”幸せの経済学”(私は共鳴するところが多い)はより幅広い事象を説明することができます。
例えばパレスチナで現在行われている自爆テロは近代経済学者に尋ねてもそれは経済学があつかう事柄ではないかあるいは自爆テロは経済活動ではないで終わりであり何ら説明をすることができません。
幸せの経済学は、人間は幸せを最大化するために経済活動をおこなうというものですから、自爆することにより本人が天国に行ける、より高度な次元の幸せを享受できると考えているからだと説明できます。つまり自爆テロも経済活動であり、その目的は幸せの極大化です。今回の投稿は意図的にテーマを限定しています。