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(回答先: Re: 米国について本気でお勉強下さい 投稿者 匿名希望 日時 2002 年 10 月 01 日 07:39:21)
これで”打ち止め”にしますが、匿名希望氏のレスは依然として「米国礼賛」でがっかりします。貴兄が、米国に成り代わったように「国際秩序の破壊やテロ行為と無関係な非民主的国家に米国が関与することはありません」などといくら熱っぽく力説されても、貴兄がチェイニーでもラムズフェルドでもないわけで、何のギャランティにもなりません。貴兄の米国への(妄想的とも言える)思い込みの激しさが露呈するだけです。
ついでに言えば、小生は、例の「ブッシュドクトリン」もどの程度、長続きするトクトリンなのか、には疑念があります。阿修羅の常連投稿家の方はあんまり読まないでしょうが、「現代思想」という雑誌が、イスラム問題の特集号を出していますが、その中の座談会でハルトゥニアン(アルメニア系みたいな名前ですな)というコロンビア大の日本政治思想史専攻の学者がダブヤ氏(ブッシュ・ジュニアのことです)を「限りなくいかがわしくうさんくさい」と言っています。大統領選のトラブルや、ブレーンの顔ぶれを指しているのでしょうが、民主党左派系の学者にこうまで言われるようでは、ダブヤはやはり、1期でお終いでしょう。イラク問題すら(開戦しても、攻撃を回避しても)乗り切れないでしょう。この点が、米国民統合のカリスマ的統合軸だったルーズベルト(もちろん、フランクリンの方です)と根本的に異なる点です。
1期で終われば、ブッシュドクトリンも、先制攻撃論も雲散霧消でしょう。小生は別に「根っからの反米派」でもなんでもありません。9.11アタックの1カ月ほど前に、でんばーやボウルダーへ行き、その後もヒューストン、サンアントニオ、エルパソ、アトランタ、マイアミに短期間、行きましたが、米国はワシントンだけで動いているのではないことを痛感しました。ダブヤらが吼えれば、マスコミ的には目立ち、米国全体が「好戦国家」になったような錯覚に陥りますが、米国は広い国です。そもそも、ワシントンは「特別なところ」という認識は広くあり、ブキャナンやロス・ペローは、大統領選でも「ワシントンの特異さ」を批判しています。
小生は米国民の「健全さ」にはまだ期待しています。「テキサスの低能児ども」がワシントンから追い出されれば、また、がらっとムードが変わるでしょう。あまり、ダブヤ政権の「荒っぽさ」に一喜一憂しない方が良さそうです。