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(回答先: Re: 米国について本気でお勉強下さい 投稿者 ビルダーバーグ 日時 2002 年 10 月 01 日 16:06:16)
>これで”打ち止め”にしますが、匿名希望氏のレスは依然として「米国礼賛」でがっかりします。
こちらもこれで打ち止めにします。それぞれに過去の蓄積があって成り立っている他人の考え方を転換させるのはそう簡単なことではありません。例えば私が単なる「米国礼賛」なのではないことを納得させることすら骨の折れることです。この種の議論においては、立場や視点の異なる人の議論に触れ、ひとつでもふたつでもインスパイアされることがあれば、それで良しとすべきなのでしょう。
>貴兄が、米国に成り代わったように「国際秩序の破壊やテロ行為と無関係な非民主的国家に米国が関与することはありません」などといくら熱っぽく力説されても、貴兄がチェイニーでもラムズフェルドでもないわけで、何のギャランティにもなりません。貴兄の米国への(妄想的とも言える)思い込みの激しさが露呈するだけです。
ブッシュ・ドクトリンが出てきた背景をじっくりと考えて見るべきです。米国の世界戦略や自国の安全保障に関係のないところに彼らは手出ししません(手出しする積極的理由がないからです)。アフガンもアルカイーダの根城だから爆撃されたのであり、そうでなければ例え民主的統治が行われていない国であっても捨て置かれていました(事実、911以前に米国はアフガンには何の関心も示しませんでした)。自国とは別の論理で運営される国家に米国が片っ端から圧力をかけ、それでも聞かないなら軍事的攻撃を仕掛けるという考えの方が妄想に近いと思いますが。
>1期で終われば、ブッシュドクトリンも、先制攻撃論も雲散霧消でしょう。
先の大統領選でブッシュではなくゴアが勝っていたらどうなっていたか、想像してみると面白いと思います。結論から言うと、ゴア・ドクトリンが打ち出され、それはブッシュ・ドクトリンと似たような内容になっていたはずです(ゴアが中東政策批判を今行っているのはincumbentでないからに過ぎません)。対テロ戦争がクローズアップされ、テロの標的が(先進諸国同時攻撃でなく)米国に絞られた経緯から、米国の一国主義へのオーバースイングが運命付けられたとも言えます。ペローの言動はチェックしていませんが、ブキャナンなどはイラク攻撃積極派として論陣を張ってますね。