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(回答先: Re: 所有権と占有権の違いそして競争原理 投稿者 まさちゃん 日時 2002 年 9 月 30 日 13:29:53)
まさちゃん、レスが遅くなりました申し訳ありません。
「地域通貨」運動は概略としては知っておりますが、深くコミットメントしていません。
柄谷行人氏の著作は10年以上前までのものを数冊読んだ程度で、“良質”のマルクス派という印象を持っています。
お奨めいただいた『日本精神分析』は未読ですので、折りがあれば読んでみたいと思っています。
>「活動証書」(通貨)と「地域通貨」との違い(と、その差異が引き起こす将来社会の
>異同)を説明していただければ、あっしら様の提唱する「利潤なき経済社会」そして
>「開かれた地域共同体」のより具体的なイメージが湧くと思います。
まず、「利潤なき経済社会」は、提唱している社会ではなく否応なく迎えることになる現実の歴史段階です。
それに対して巧く対処していくことを通じて、提唱している「開かれた地域共同体」を徐々に築いていくことを望ましい歴史過程ではないかと考えています。(みなさんのたたき台のつもりです)
「利潤なき経済社会」は論理法則的に「近代経済システム」が行き着く先であり、「開かれた地域共同体」は人々が主体的に造り上げてゆくものです。
「地域通貨」運動は、通貨の“貨幣性”を削ぎ、資本制的交換を否定的に排除していく実践として好意的に受け止めています。
その運動のなかから、私と違う志向性やより実現性のある方策が出てくることを期待しています。
「活動証書」(通貨)は、“地域通貨”ではなく、“世界通貨”というイメージを持っています。(もちろん、その通用性を認めない領域も認められますし、「活動証書」(通貨)を“地域通貨”とする領域も認められます)
昨日アップした6本の書き込みは、それまでに書き込んだものを踏まえつつ、勝手に描いている「開かれた地域共同体」のイメージを乏しい思考力でできるだけ説明しようというものです。
まさちゃんの問いかけに触発されて取り急ぎアップしたという思いもありますので、ご参照いただければ幸いです。
「地域通貨」運動に加えて次のような抵抗運動を呼び掛けたいと思っています。
『【国際金融家へのささやかな個人的対抗方法】『巨大故に脆い』国際金融家の力』
( http://www.asyura.com/sora/dispute1/msg/208.html )
まさちゃんに柄谷行人氏のNAMとの差異性や類似性をご指摘いただき、発展的な議論に資することができればと願っています。