現在地 HOME > 掲示板 ★阿修羅♪ |
|
(回答先: 如往さんへのレス:田中宇氏の「小泉訪朝」や「イラク攻撃」について 投稿者 あっしら 日時 2002 年 9 月 25 日 18:37:50)
あっしらさん。久しぶりです。
イラク攻撃問題の小生のスペキュレーションは「戦争」板に書き込んでいますが、まあ、現状では、少数意見です。100%自身がある主張でもありませんが。
ただ、あっしらさんの「金利という概念が通用しないイスラム圏を近代資本主義のエリアに変えるのが米国の目的(正確には世界を支配している金融寡頭ファミリーの目的)という主張はやや”トンデモ史鑑」という気がします。IT化した軍事兵器の威力に舞い上がっているラムジーらのハードライナーどもが、人種差別意識もあって、いけ好かないイラクヤイラン、北朝鮮などをなぎ倒したい、とはしゃいでいる、と見るべきでしょう。彼らは有色人種やイスラム教徒などと、対等の立場でこうしようなどしたくないのです。一発、はり倒して、彼我の力の差を見せつけてから、米国に屈服させようということでしょう。もちろん、こんな、粗雑な戦略しか持たない(というか持てない)ハードライナーどもは、数年以内に破綻し、失脚するでしようが。
ついでに、陰謀史観について。ケネディ暗殺については、かなり研究しました。まあ、オズワルドの単独犯でないことは確実ですが、かといって、途方もない陰謀組織の犯行とも思えません。
モーレンシルツやディビッド・フェリーら陰謀にからんだ、とみられないこともない”怪人物”が、議会での証言の直前などに”怪死”していますが、ケネディ暗殺後、10年以上たっても関係者を闇に葬る組織があったとすれば、なぜ、白昼、ケネディを撃ち殺す必要があったか、疑問です。それだけの力のある組織なら、ケネディの食事に毒を混ぜて、病死にみせかけて消すなどの手も使えた筈です。(フリーメースンを追放しようとして殺されたといわれているローマ法王がいましたが、表向きは病死になっています)。あれだけ”派手”な暗殺をやったのが巨大陰謀組織(CIAなど)とすれば、その目的は「ケネディ家やジョンソンらへのみせしめ、警告」としか考えられません。ひっそり、病気にみせかけて毒殺でもしておけば、「ケネディ暗殺神話」も生まれなかったでしょう。9.11アタックも依然として分からないことばかりですが、全世界を影で操る超陰謀組織があるとすれば、もっと別の形でタリバン政権を潰し、親米カイライ政権を簡単に作れた、と思います。イラクについても、とっくにフセイン政権を倒せたでしょう。全能の、神のような秘密組織が実在するとすれば、世界史は彼らのシナリオ通りに動いていく筈です。フセインを倒すのに、正規軍でバクダッドに侵攻する、などというのは、シナリオとしても最悪。西部劇時代やアラモ砦の攻防を思わせる「19世紀のプロット」です。こんなプロットしか作れない連中(ダブヤ一派ですが)に超陰謀などできるとは思えません。だからといって米政府の発表が総て事実ともとても思えないのですが、このギャップをまだうまく説明できません。