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(回答先: 平等と不平等 投稿者 /ユー 日時 2002 年 9 月 09 日 11:17:30)
>フランス革命のスローガンが”自由、平等、博愛”だったように平等はむしろブルジョワ民主主義
革命の理念だったのではないでしょうか。
ブルジョアはアンシャン・レジームの解体を通じて自らの階層の権利拡大を志向したのであって、
共産主義の理念である、プロレタリア階級までを含めた真の意味での平等を求めたわけではありません。
>マルクス主義が平等を求めたというのも疑問です。むしろ
マルクス主義はずっと貴族趣味だったのではないでしょうか。
共産主義がプロレタリア独裁の果てには真の平等を掲げていたことは間違いないでしょう。
マルクスが仮に明示的にそう言っていないとしても、そう思う方が(少なくとも不平等と階級を認める貴族趣味だったと考えるよりも)納得がいきます。
若きインテリやエリート層がこの思想にハマッタのは、貴族趣味だったからではなく、ラディカルなまでに平等主義であり、理想的だったからです。
>現在、国際競争力の高い国の上位には、スエ
ーデン、オランダ、フィンランド、ルクセンブルグ、デンマーク、スイスといった社民主儀的な国家
が軒をつらねています。こういった国々は一人あたりのGDPも高く、福祉国家です。
これら諸国は全て”修正"資本主義の国であり、”修正”社会主義の国ではありません。
>私は生産を疎外するものは特権とその特権による文化の変質だと考えていますがいかがでしょうか。
経済的な観点に的を絞るために私は敢えて触れませんでしたが、一党独裁と共産主義の不可分な関係、
ソ連社会に見られたノーメンクラツーラの弊害は貴殿の言われるように本来なら俎上に載せるべきでしょう。