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(回答先: 再び「匿名希望」さんへ 投稿者 如往 日時 2002 年 9 月 10 日 17:24:54)
>どうも書記長さんへの応答に際して「匿名希望」氏の感情の揺れが少なからず論理の軸にブレを引き起こす模様です。
本人にはそのような自覚症状はありません。共感できるところは同意し、そうでないところはそうでないと応じているつもりですが。
>おそらく不本意ながらもそうした統治形態を容認し、結果的に軍部の独走を許してしまった。その先輩達の轍を踏まぬよう腐心しているというのが「匿名希望」氏のお立場ではありますまいか
おっしゃる意味は分かります。しかし、戦前・戦中の失敗から学ぶべき教訓は、軍部をコントロールできるシステムを構築し得なかったこと(統帥権問題)もさることながら、そうした社会状況の中で高まる”民意”の熱狂に抗えなくなった点です。拙速とも言えるバブル潰しや青天井となった累積財政赤字増大の問題も皆、これと通底しています。その大元を立ち切るには我が国の民主主義では対応不可能というのが私の得た結論です。独裁への民意によるレジティマシ-は当然確保する必要がありますが、その後の一定期間は民主制を一旦忘れ去る必要があります(戦後のGHQのようなものです)。問題が片付けば当然元に戻ります。独裁を継続する必然性がないからです。延々とそのような体制が続くとすると、それは日本経済の問題が片付かない事を意味しますから、かえって問題です。