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(回答先: 愛媛の県立中高一貫校15日にも教科書採択 産経新聞 投稿者 YM 日時 2002 年 8 月 09 日 00:03:26)
愛媛県内3ヶ所に来春開校する県立の中高一貫教育校の中学教科書を決める同
県教育委員会が15日開かれる。昨年、県立養護学校の一部などで「新しい歴史
教科書をつくる会」主導の中学歴史教科書(扶桑社版)を採択しているが、今回
採択されれば国公立の普通中学では全国初となる。賛成、反対それぞれの団体が
県教委への陳情などを繰り返している。
同県の中高一貫教育校は、今治東など三つの県立高校に中学を併設して開校す
る。定員各160人で、今回採択される歴史教科書は来年度、480人の生徒が
使う。
県教委には様々な団体から、採択について要請書や陳情書の提出が相次いでお
り、7月1日から8月9日までに採択反対派から14件、賛成派から4件が寄せ
られた。
反対派では、県内の市民団体のメンバーらが11日から15日まで、県庁前で
ハンストを予定。毎日午前8時から午後6時まで数人が交代で座り込むという。
一方、賛成派団体はは県内外に呼びかけて約33万人分の署名を集め、「つく
る会」副会長の藤岡信勝東大教授らが7月26日に県教委に提出した。藤岡教授
は「圧倒的多数がこの教科書を支持している」と話す。
愛媛の教育委員は6人。採択への賛否は明らかでないが、4人は「日本人とし
て自信を持って生きる子を育てるという考えに共感する」などという理由で扶桑
社版を評価する。
委員会がある15日は、結果を文部科学省に報告する期限。どんな結果でも抗
議などが予想されるため「ぎりぎりの日程で混乱を最小限にしたい」(県教委幹
部)という。