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(回答先: 八重山軍事化いよいよ加速 投稿者 どなんとぅ 日時 2009 年 6 月 10 日 23:53:03)
4月3日〜5日の米軍艦船強制入港の件で、当時「阿修羅」アカウントの申請が保留中であり、用意していた記事を投稿することができませんでした。
日本の辺境で何が起こっているか(台湾・尖閣を含む地域です)
3本の記事に関して、時期を外しておりましたが、
今回の件で改めて取り上げてみたいと思います。
元記事と併せてご一読頂けたら幸いです。
〜〜〜〜以下、未掲稿〜〜〜〜
〈石垣島〉にどんなイメージを持たれますか?
おそらく最大公約数として「温暖な南の楽園」「基地と無縁の平和の島」といったところだと思います。
この島を訪れるには空の石垣空港、海の石垣港、どちらかに依るしかありません。
そして空港も港も、超過密状態。
住民の生活上の移動に加えて国内外の観光客が連日あふれかえっています。
(特に港は周辺7つの離島との間に8つの定期航路が開設されています。
ピーク時には1時間に20〜30の高速船が出入りします。)
この石垣港に、4月3日午前8時入港5日出航予定で
米海軍掃海艇2隻の入港が通告されています。
港湾管理者である石垣市長の強い反対を押し切り、
外務省も「日米地位協定上、拒否することはできない」としています。
さらに在沖米国総領事・ケビン・メアの昨日の言に依れば
「乗組員の休養と地元との親善交流」とされていた入港目的に加えて
「日米安保上、航海の自由を守るために海軍の活動が必要」との認識が初めて示され、
「民間施設といえどもいついかなる時でも軍事利用が可能である」との、
余り表に出ることのなかった安保条約の本質に触れる実態が明らかにされました。
実は今回の伏線として
1)07年6月24日〜26日に掃海鑑「ガーディアン」「パトリオット」の2隻が、今回同様石垣市長の入港拒否を受けて、やはり港湾管理者が反対したに関わらず、複数の議員が受け入れに前向きであった与那国入港を強行していた。
2)08年11月28日、石垣港沖合にヘリ搭載揚陸艦「エセックス」を停泊させ、
地元有志との艦内交流を図るとの名目で、送迎のため搭載へり2機を、石垣空港に強行着陸させていた。(しかもこのときには、メア総領事も同道していた)
という実績作りがあり、
この2回はあくまで「親善交流」を建前としていたのが、
今回はっきりと「軍事目的」の機構を打ち出してきたわけです。
今回の掃海艇2隻の入港については3月4日(日付に留意!〜小沢事件の翌日)に市長への打診があり、
このときは4月1日〜3日の日程を提示していたものの、
同じ日に大型クルーズ船2隻の入港が計画されており、物理的に接岸不可能の状態でした。
市長や県の申し入れに対して防衛施設庁は、「民間の船をどかせてまで施設を提供することはない」との見解だったのですが、上記の日程に変更して再度入港を通告し「今度は障害はないはずとして強行しようとしているわけです。
ウヨさんが強い思い入れをする尖閣諸島は実は「石垣市字登野城」の地番を持っています。
台湾との地理的・文化的・経済的・人脈的近さもあり、
「平和国家日本の南の玄関口」として着実にその間口を広げてきたこの島にとって、
「米軍再編」の一環としての軍事拠点化は、
もしかすると急いで既成事実をつくることによって、
「小沢つぶしが成功したならそのまま既定路線として遂行」
「小沢政権が誕生したなら、第七艦隊発言に絡めて、安保上の必要性という踏み絵を迫る」
両にらみの戦略が根底にあると考えるのはうがちすぎでしょうか?
夕方6時から、「寄港反対・抗議集会」に参加してきました。
明朝7時からは、現地にて入港阻止・抗議行動があり、老骨にむち打って参加してこようと思います。
「権力側は明らかに一線を踏み越えた」と
つくづく実感しております。
長文記事、深謝。
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