★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK65 > 232.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
(回答先: 【報告】石垣島:米軍統治下に 投稿者 どなんとぅ 日時 2009 年 6 月 11 日 16:32:43)
米軍上陸阻止行動は、多数の市民の結集により、
上陸「阻止」こそ物理的にならなかったものの、
この国の抱える様々な矛盾あるいは隠れた本質を
いくつか浮かび上がらせることになりました。
午後8時過ぎ(4月4日)、今回の阻止・抗議行動を呼びかけ、
また市民結集の核となった当地地区労議長の判断で、
数名の監視団を残し、参集した市民へ解散を呼びかけました。
確かに、米艦船強行上陸の前日の反対・抗議集会から50時間の緊張状態の持続というのは、
プロの活動家ならぬ一般市民には過重な体験で、
最善の判断であったと思います。
明日9時より、出港が予想される11時(通告で正午までの寄港とされている)過ぎまで、抗議集会を設定し、
2度と石垣には来たくない、との想いをもって帰って頂こうと言うことになりました。
今回の石垣阻止行動の特質として是非強調しておきたいことは、
全体を総括する立場で地区労および平和センターがその役割を果たしましたが、
こういう運動にありがちな「組織された団体手動」の動きといったものはなく、
老若男女(特に女性および子供の参加が目立った)市民が
自ら抱く危機意識の元に参集し、
自発的に阻止の輪に加わっていったと言うことです。
事実関係とは別に、現地報道その他で得た情報から、記録しておかねばならぬ重要な点を補足しておきます。
1)沖縄が米軍政下におかれていた時代の中で、
1961年から3年間高等弁務官
(琉球政府主席に対して優越的な位置にいた)
をつとめたポール・W・キャラウェイ中将がはなった言葉で
「自治は神話である」という暴言がありました。
2)中曽根弘文外相は、
「日本は浮沈空母」と宣った父親と、
上記キャラウェイ高等弁務官が乗り移ったごとく、
石垣市長に対して
「石垣市は寄港を認める国の判断に従うべきである」と恫喝をかけてきました。
3)この中曽根発言を受けて、
思いこみ”高等弁務官”ケビン・メア米国総領事は、
県警現地責任者および石垣市港湾課課長に対して、
再三にわたり「違法行為をしている市民をなぜ取り締まらないのか」と要求していたと言うことです。
実際、市議団の座り込み中に、
何度も車内からあるいは車から降りて、
県警現場指揮の責任者と港湾課長を手招きで呼びつけ、
いらだった様子で何事か指示しているのを目撃しております。
4)石垣市に加えて、
竹富町および与那国町の有志14名
(報道による。彼らは市民代表を僭称している)
が招待を受け、
艦内で食事会が催されたようですが、
「来年も訪問したい」との意向が米側から示されたと言うことです。
5)従来、ほぼ占領継続状態の沖縄においても、
提供軍事施設以外の民間施設(港湾および飛行場)を米軍が使用する場合、
「台風時など緊急避難」
→「給油・乗組員の休養」
→「休養および親善」と理由付けがエスカレートしてきたわけですが、
今回初めて「この地域における航路の安全を確保するための米軍のプレゼンスの一環」として、
軍事目的を公然と示してきたわけです。
6)十分な事前準備なしにかり出された県警・地元警察署は、
想定外の市民の自発的な抵抗運動に対して、
指揮官が頻繁に携帯電話で「誰か」と連絡を取り合っていましたが、
港湾施設内で阻止行動する市民を排除する理由付けに「道路交通法」を持ち出してみたり、
港湾管理者たる市長の要請もないままに
40名前後の私服警察官を港湾施設内に乱入させ、
市民の排除・米軍車両の侵入路確保のための「人間の盾」など、
爾後の検証に耐ええないような粗雑な警察権行使を繰り返しました。
中曽根発言に加えて、是非、国会で問題化して頂きたいと思います。
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK65掲示板
フォローアップ: