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(回答先: 書き起こしました。初心者でも今の危機的状況がはっきりわかる名作で、しかも面白い。拡散して下さい。 投稿者 こーるてん 日時 2013 年 11 月 19 日 16:45:00)
硬質憲法なんて言葉知りませんでした!
(書き起こし)
憲八おじさんとタマ002
憲八おじさん「憲法96条?」
ナレーション「この憲法の改正は、各議員の総議員の三分の二以上の賛成で、国会が、それを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。この承認には特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行われる投票において、その過半数を必要とする。(以下略)」
憲「衆参両議員の3分の2以上で発議→国民投票の過半数の賛成で承認
憲法改正のやり方を決めた条文なんだ。」
ナ「現行憲法は、両院で3分の2以上の賛成を得て国民に提案され、国民投票で得て過半数の賛成を得てはじめて憲法改正が実現することとなっており、世界的に見ても、改正しにくい憲法となっています。(自由民主党憲法改正草案Q&Aより)」
ナ「例えば、国民の70%が変えたいと思っていたとしても、3分の1をちょっと越える議員が反対すれば、指1本触れることができないのはおかしいだろうという常識であります。(平成25年2月28日 衆議院予算委員会 安倍晋三内閣総理大臣)」
憲「なるほどー。(3分の1→2分の1)だから過半数の議員の賛成で、憲法改正発議が出来るように(憲法を変えやすく)しようというのかあ。」
タマ「(ガバっと起き上がり)騙されちゃだめだにゃ−!」
憲「タマ?」
タマ「憲法は国家の基本法であり、最高法規なんだにゃー!しかも、統治権力の暴走を制限するものだから、簡単に変えてもらっては困るんだにゃー!だから憲法は、法律よりも困難な改正手続きを必要とする。これを硬性憲法というんだにゃー!」
タマ「自民党Q&Aの、『世界的に見ても、改正しにくい憲法となっています。』というのは、硬性憲法であれば当然のことだにゃー!しかし、日本だけが改正しにくいのではないにゃー!」
タマ「近代立憲主義に基づく憲法の多くは、硬性憲法なんだにゃー!」
アメリカ
両議員の3分の2以上の賛成
↓
4分の3以上の衆議院の承認
フランス
各院過半数の賛成
↓
両院合同会議で5分の3以上の賛成
※他に国民投票を経るてつづきもあり
ドイツ
連邦議会の3分の2以上の賛成
↓
連邦参議院の3分の2以上の賛成
イタリア
各院の過半数の賛成
↓
3ヶ月以上の経過後に、各院の3分の2以上の賛成
※他に国民投票を経るてつづきもあり
カナダ
各院の過半数の賛成
↓
3分の2以上の州議員の賛成
韓国
議会の3分の2以上の賛成
↓
国民投票の過半数の賛成
デンマーク
議会の過半数の賛成
↓
議会の解散
↓
総選挙
↓
再度無修正で議会の過半数の賛成
↓
国民投票で投票者の過半数かつ有権者の40%以上の賛成
憲「キ・・・キビシーーーー!」
タマ「よく、日本の憲法は改正手続きが厳しいので改正できないといわれるが、それはまったく嘘だにゃ−!」
タマ「他の国では何度も憲法改正が行われているが、厳格な改正手続きを踏まえた上でのことなんだにゃー!つまり、その改正は正当なものだと言える。」
タマ「改正手続きをゆるくしないと改正できないような改正案は、正当なものとは言えないんだにゃー!硬性憲法の否定は、近代立こと憲主義からの後退なんだにゃー!」
タマ「憲法は、統治権力を縛る鎖であることを忘れてはならないにゃー!普通、統治権力は、もっと強く縛って欲しいとはゆわにゃい。統治権力が憲法を変えようとするときには、鎖をゆるくすること。つまり、権力を増大させたいときだにゃー!」
タマ「憲法を変えるにしても、変えないにしても、そこのところをよく見極めなくてはならないにゃー!」
憲「どうやって見極めればいいの?」
タマ「つづきはまたこんどだにゃー!」
タダの猫に戻る
本日の結論
憲法改正手続きは、日本だけが厳しいのではない
(書き起こし終わり)
- 書き起こしつづき。現憲法がいかによくできているかお馬鹿なわたくしにもようやくわかってきました。 こーるてん 2013/11/19 21:59:32
(3)
- 書き起こしつづき。いよいよ自民党の悪巧みに触れる。 こーるてん 2013/11/19 22:10:44
(2)
- 書き起こしつづき。本当は怖ろしい自民党改正草案。 こーるてん 2013/11/19 22:20:14
(1)
- 書き起こしつづき。最終回。表現の自由を守れ。家族にも見せて欲しいアニメ。 こーるてん 2013/11/19 22:30:12
(0)
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