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(回答先: 書き起こしつづき。本当は怖ろしい自民党改正草案。 投稿者 こーるてん 日時 2013 年 11 月 19 日 22:20:14)
アニメもご覧下さい。上の記事から行けます。
(書き起こし)
憲八おじさんとタマ006
(原発反対デモで頑張っている源八おじさん)
源八おじさん「再稼働反対!再稼働反対!」
軍隊に命令する安倍●三「デモ隊を鎮圧せよ!」
デモに発砲する軍隊。撃たれ、血まみれになってしまう源八おじさん。
源「この国に表現の自由はないのか!」
安倍●三「その通り!表現の自由などないのだ!」
舞台変わり、家で新聞を読む憲八おじさん
憲「国防軍デモ隊に発砲・・・源八おじさんは大丈夫かなあ。
しかし平和的なデモを暴力で鎮圧するなんて、そんなことが許されるのかなあ。」
タマ「憲法が変わってしまえば、そんなこともあるえるんだにゃ!」
憲「タマ?」
タマ「現行憲法では、21条で表現の自由が保障されている。」
憲「(タマに指し示された日本国第憲法二十一条を読む)集会、結社及び言論、出版その他いっさいの表現の自由はこれを保証する。
第2項 検閲はこれをしてはばらない。通信の秘密は、これを侵してはならない。」
タマ「(自由民主党の憲法改正法案を示す)自由民主党の憲法改正草案では、こうにゃっている!」
憲「集会、結社及び言論、出版その他いっさいの表現の自由は保証する。
2 前項の規定のいかかわらず、公益及び公の秩序を害することを目的とした活動を行い、並びにそれを目的として結社をすることは、認められない。
3 検問は、してはならない。通信の秘密は、侵してはならない。
」
タマ「一見、現行憲法の条文がほぼそのまま含まれているので、表現の自由が保証されているようにもみえる。しかし、新たに挿入された第二項によって、すべてがひっくり返されてしまっている。『公益及び公の秩序に反する表現を認めない』ということは、表現の自由はない!と言う宣言に等しいんだにゃ!」
憲「でも公益及び公の秩序を害したら駄目って、みんなに迷惑をかけては駄目ってくらいの意味だよね。あたりまえのことだと思うけどなー。」
タマ「違うにゃっ!
現代でも脅迫、強要などの違法な言動をした場合には、刑法で取り締ままることができるんだにゃ!
憲法を変える必要など、どこにもにゃい!それなのに自民党は何故わざわざ、『公益及び公の秩序』を憲法の中に入れて来たのか?
それは、現代の法では取り締まれない表現を取り締まるためなんだにゃ!!
何が公益で、何が公益の秩序なのか、その基準は曖昧だにゃ。だから、時の権力者が勝手に決めることもできるんだにゃ。
たとえば、統治権力が原発を国策として推進すると宣言した場合、原発は公益であり、これを維持することが公の秩序、となる。その原発に反対する一切の表現は、公益及び公の秩序を害することを目的とした活動、となるので、正当に弾圧することが可能になってしまうんだにゃ!
」
タマ「自民党憲法草案では、治安維持のために国防軍が活動できるようになっている。だから、平和なデモ隊にたいしても、国防軍が発砲することも可能ににゃる。」
憲「じゃあ源八おじさんの運命は?」
タマ「原発問題だけじゃないにゃ!TPP,増税、そして戦争など、国家が決定したことに反対するいっさいの表現は、弾圧の対象になってしまうんだにゃ!
いや、弾圧されるまでもなく、こんなことを言ったら逮捕されるかも、と言う恐怖で国民は萎縮してしまう。羊たちのように、沈黙させられてしまうんだにゃ!」
憲「そんな」
タマ「そもそも、民主政治は、主権者である国民によって意思決定がされなければならない。そのためには、充分な情報、多様な意見、そして議論が必要なんだにゃ。その根幹をなすものが、表現の自由なんだにゃ。
同時に、表現の自由は、人権の根幹でもある。
自分らしく生きること、自分の意見を言うこと、自分の信念を曲げないこと
その人権は、誰にも奪う権利などにゃいんだにゃー!
表現の自由が奪われ、支配者の偏った意見ばかりがまかり通れば、国家は間違いなく破滅へと向かって行く。
スペイン内戦中の1937年、ピカソはゲルニカを制作。
1940年、チャールズチャップリンは、映画独裁者でナチズムを風刺。
1973年、中沢啓治は、戦争と原爆を描いた裸足のゲン連載開始。
1988年、RCサクセションは、サマータイムブルースで原発を批判した。
偉大な芸術家は表現の力で権力の横暴と戦って来たんだにゃ!
2013年7月、参議院選挙が終わり、与党が圧倒的な力を持ってしまった。
秘密保持法、共謀罪など、表現の自由を奪う法案を、強引に成立させてしまうことも可能になった。これからしばらく、庶民にとっては、暗黒の政治が続くであろう。
でも、諦めてはならない。
ジャーナリズム、文学、音楽、美術、ダンス、演劇、映画、ブログ、つぶやき、抗議行動などなどなどなど。
アーチスト、クリエイター、ジャーナリスト、そしてすべての人々は、今こそ自由に自分の表現をし、意見を言おう。それが、正常な社会なんだにゃ!そして、それを権力者は怖れている!
だからこそ、表現の自由を奪いたいんだにゃ!」
憲「もし表現の自由を奪われたら、アニメも規制されるのかな?」
タマ「もちろんだにゃー!」
憲「じゃあこのアニメの運命は??」
(ドアを叩く音)「警察だ。ここを開けなさい。」
憲「タマ、どうしよう」
タマ、タダの猫にもどる。
憲「ちょっとタマ?」
本日の結論
自由民主党の
憲法改正草案に
表現の自由は
ない
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