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Re: これがリーク世論誘導だ メディアと権力の癒着<2>官僚の手のヒラの上で踊る記者クラブ[ゲンダイ] http://www.asyura2.com/09/hihyo10/msg/411.html
(回答先: これがリーク世論誘導だ メディアと権力の癒着<1>2社に同じ極秘情報流しスクープ競わせる手口[ゲンダイ] 投稿者 feel 日時 2010 年 2 月 20 日 02:09:23)
日刊ゲンダイ 2010年2月17日(16日発行) 村嶋雄人 官僚の手のヒラの上で踊る記者クラブ 世界でも珍しい日本の記者クラブ制度。大マスコミが既得権のように、役所の会見やレクチャーを独占し、雑誌記者やフリー記者を締め出してきた。 この記者クラブこそがリークの温床になっている。しかも、大マスコミは権力者の術中にはまっていることに気づいていない。霞が関の官僚が言う。 「とにかく記者さんたちを記者クラブに閉じ込めてレク漬けにすることですよ」 この官僚は、ある省庁で広報担当を経験したことがある。手の内を明かしてくれた。 「次から次へとレクチヤーを設定する。各社の記者さんたちが、省内を自由に動いてかぎまわってもらっては困るからその時間をなくすというのが狙いです」 忙しい記者にとってもクラブでレクチャーをしてくれるならこんな楽なことはない。本来、記者は現場に足を運ぶものだが、現場が向こうから来てくれるようなものだ。 しかし、そこにリークの落とし穴がある。クラブでの会見やレクチャーは、おおむね省庁側が設定し、膨大な資料が配られる。問題は、この時点で、記者たちが役所が作った文言を事実と認識してしまうことだ。 「配る資料の作り方次第です。データでもまずい数字はうまく隠したりする。専門分野に詳しい記者さんたちがいると逆に突っ込まれることもあるが、若い記者さんたちにはまず見破られません」(同官僚) 与えられることに慣れた記者たち
たとえば、内閣府が02年に発表した「高校生の就職内定率」が、あとから問題になったことがある。内定率90%と発表したが、この数字は分母となる「就職を希望している高校生」という母数を意図的に低い数字に操作していたものだった。実際の内定率は80%そこそこだった。日教組が間違いを指摘して発覚したが、現場の記者たちは、誰も見抜けなかった。 記者クラブに囲った上に、役所の作った資料を中心に記事を書いてくれれぱ、なるほどリーク(情報操作)などたやすいことなのだ。役所は、「記者にはできるだけ威張らせておく」(同官僚)という。資料要求などがあったら。 ジャーナリストを標榜し役所に厳しく当たっているつもりが、いつの間にか、役所の手のひらに乗ってしまっている。(つづく)
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