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これがリーク世論誘導だ メディアと権力の癒着<1>2社に同じ極秘情報流しスクープ競わせる手口[ゲンダイ] http://www.asyura2.com/09/hihyo10/msg/410.html
日刊ゲンダイ 2010年2月16日(15日発行) 村嶋雄人 2社に同じ極秘情報流しスクープ競わせる手口 今回の検察による小沢捜査ほど、リークが問題視された事件はないだろう。恐らく、大手メディアには「なぜ、検察リータを一方的に流すのか」という批判が殺到したに違いない。 その証拠に、朝日新聞や読売新聞は紙面を使ってまで必死にリークを否定していた。こうした例は、聞いたことがない。 「『当局のリークで書いている記事もあるのかい?』――事件取材に携わっていると、そんな質問を受けることがあるが、いつも自信を持ってありませんと答えてきた。今回も答えは同じだ」(朝日1月22日) 「検察側から意図的に情報が流れてくることなどあり得ないのである」(読売1月28日) しかし、リークがあることは紛れもない事実だ。大手新聞は、検察が押収した小沢事務所のパソコンの中身まで報じている。こうした情報は、検察側がリークしない限り、漏れてくるはずがない。 ある地検特捜部OBは、 「リークはない? そんなバカなことを言ってるとしたらとんだ大ウソつきだ」と言い放つ。 この特捜OBが証言してくれた。 「リークは意図的にやる。捜査が暗礁に乗り上げた時に、記事になることで被疑者周辺の反応を見ることができる。新たな情報が入ってくることもある」 警察の場合はさらにロコツ リークの仕方には、テクニックがあるという。 「リークは1社だけでなく2社同時にやったほうがいい。1社だけに漏らしても、記者は裏が取れなければ書かない。しかし2社に漏らすと、会社に戻ってデスクに報告したときに。 『その話を聞いたのはうちだけか?』 『いや、もう1社いました』となる。そうなると特ダネを抜かれたくないという競争意識が働いて、2社とも大きく書くことになるわけだ」 実際、スクープ記事が大手2紙に同時に載るケースは少なくない。 「警察庁長官賞は、摘発した事件が新聞紙面でどれだけ多く書かれたか、その面積が参考になっていた。だから、捜査の過程で出てきたサイドネタを、きょうはA社、明日はB社といった具合に夜回りに来た記者にスクープとしてリークして、大きな記事になるようにした」(元県警捜査2課長) 検察に限らず、権力側が 「情報操作」するためにリークという手段を使うことは、現場の取材記者たちも分かっている。大事なのはリーク情報を見分けるカだ。「リークはない」などと言い訳をせず、今回の小沢報道では、検察の情報操作に乗っかってしまったことを素直に反省すべきではないのか。(つづく)
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