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これがリーク世論誘導だ メディアと権力の癒着<5> 安易なネタに飛びつき誤報までまき散らすTVの体質[ゲンダイ] http://www.asyura2.com/09/hihyo10/msg/414.html
(回答先: これがリーク世論誘導だ メディアと権力の癒着<4> 大企業の企業情報記事は疑って読んだ方がいい[ゲンダイ] 投稿者 feel 日時 2010 年 2 月 20 日 02:14:44)
日刊ゲンダイ 2010年2月20日(19日発行) 村嶋雄人 安易なネタに飛びつき誤報までまき散らすTVの体質 「情報操作に利用されてしまう危険はないかといわれれば、悔しいが認めざるを得ない」 テレビ局から番組制作を請け負う、下請けの制作会社社長はこう告白する。これまで新聞のリーク記事を中心に取り上げてきたが、新聞以上に、情報操作やリークのワナにはまってしまうのがテレビである。それも、素人にまでだまされるという何とも情けない話だ。 しかも、テレビの構造そのものに起因しているから厄介である。最近の誤報をざっと挙げてみるだけでも、その数の多さ、内容のお粗末さに愕然(がくぜん)とする。 日本テレビの 「真相報道バンキシャ!」は、岐阜県庁の裏金疑惑を放送したが、ネタ提供者の証言が全くのデッチ上げだった(08年11月)。 テレビ朝日では、金正日総書記の三男・正雲氏の写真を手に入れたと報道したが、赤の他人だったことが判明(昨年6月)。 さらに小沢報道では、TBSが、水谷建設が石川知裕議員に5000万円を手渡した現場に同席した、という会社社長の証言をスクープしたが、本当は同席していなかったのではないか、と大問題になり始めている。 なぜ、こういう事態に陥るのか。前出の制作会社社長が言う。 「番組に”報道”と名がついていても、実際に作っているのは下請けの制作会社というケースが多い。外部に発注するのは、自前の記者やカメラマンを使うよりも制作費が安く済むからだ。でも、制作会社には取材経験がないディレクターたちも数多くいる。たとえ素人相手だろうが、情報操作に引っかかるのは当たり前です」 日テレは社長辞任にまで 下請け任せでチェックも大甘 こうした外部ディレクターたちへの、局の注文は厳しい。 「局の幹部は『特ダネを取れ』『面白いネタを取れ』と下請けの制作会社にハッパをかけるだけ。制作会社にしてみれば、いいネタが取れなければ首を切られるから必死になる。岐阜のケースのようなネタが舞い込んでくればすぐに飛びつくに決まっている。池のコイの群れにエサを投げるようなもの」(前出の社長) 日テレのケースは、情報提供をネットで募集していた。 「すぐネットに頼る傾向は、最近の若い人に多い。ネットの書き込みそのものの信憑性が低いのに、それを信じてしまうことは危険」 (テレビ報道記者OB) これに対し前出の社長は、「制作会社のディレクターたちは記者クラブの経験もないし、人脈だって豊富とはいえない。ネットに頼るのも無理はない」と反論する。 たとえ外部に番組制作を発注しても、最後にウラを取るのは局の責任だ。だが、テレビ局自身の経営が苦しいためか、人手が足りない状態。情報操作やリークに弱いテレビの体質は、当分続きそうである。(おわり)
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