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これがリーク世論誘導だ メディアと権力の癒着<4> 大企業の企業情報記事は疑って読んだ方がいい[ゲンダイ] http://www.asyura2.com/09/hihyo10/msg/413.html
(回答先: これがリーク世論誘導だ メディアと権力の癒着<3> 政治部と社会部を使い分けて政権にスリ寄る[ゲンダイ] 投稿者 feel 日時 2010 年 2 月 20 日 02:12:37)
日刊ゲンダイ 2010年2月19日(18日発行) 村嶋雄人 大企業の企業情報記事は疑って読んだ方がいい ある金融機関の幹部が匿名を条件に話してくれた。 「リーク記事のエピソード? ヤマのようにあるよ(笑い)。リークする相手は圧倒的に日経新聞。日経は、財界紙というプライドがあるから経済記事では他紙を圧倒したい。我々も他紙にリークすると、日経から文句を言われるから、どうしても日経新聞になりやすい」 捜査当局や政治の世界だけではない。経済記事にも、とんでもないリークが存在するというのだ。 企業トップや経営サイドにとって、リーク記事には多くのメリットがある。たとえば決算期が近づくと、決算発表前にその見通しが新聞紙面に早々と載る。 「売上高は「○○億円」だの 「黒字確保」だの……。 「これらは、企業幹部が親しい記者にリークして書かせている記事。狙いはズバリ、株主と市場向け。株価対策と言っていい」と、経済団体の元専従職員は言う。 良い数字だけではない。悪い数字もリークする。 「そちらの方もやはり株価対策が大きい。決算の発表でいきなり業績の悪い数字を発表すると一気に株価が下落する。だから、大きなショックにならないように事前にデータを出して、ショックを和らげるのが狙い」(前出の職員) 経済リークの横行は世界でも異常 結果的に経済記者は、お先棒を担がされているというのだ。本来ならインサイダーである。大問題だ。外国メディアの特派員は、 「日本の経済記事はインサイダーそのもの。信じられない」と痛烈に批判する。日本のように経済リーク記事が跋扈(ばっこ)しているのは珍しいらしい。 市場対策だけではない。経営幹部は、さまざまな流れをつくるためにリークして既成事実をつくるという。人事やリストラ、昇給などの数字のリークはその最たるものだ。 「本来なら自社の組合との労使交渉の場で初めて示されなくてはならないのに、あらかじめリークして書かせる。世論にもあたかもそれが既定路線のように印象付けて、組合などが反対しにくくする」(前出の職員) 最近では、JAL問題などは早くからリークされてきた。しかも、日航経営陣や敵方のタスクフォースなど、対立する双方からリークがなされた。 「数字が改善」「再建へ大規模リストラ」「国際線見直しへ」 「デルタ航空と提携へ」など……。「私的整理」か「法的整理」か、それぞれの陣営のトップクラスが、「その後の流れをつくろうとしていた」(前出の職員)のだ。 経済記者は、リーク情報をそのまま記事にしてしまう。これでは、読者にはなにがなんだか分からないだろう。経済記事は要注意だ。注意深く読み解く力が読者に求められている。 (つづく)
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