★阿修羅♪ > マスコミ・電通批評10 > 412.html ★阿修羅♪ |
|
これがリーク世論誘導だ メディアと権力の癒着<3> 政治部と社会部を使い分けて政権にスリ寄る[ゲンダイ] http://www.asyura2.com/09/hihyo10/msg/412.html
(回答先: Re: これがリーク世論誘導だ メディアと権力の癒着<2>官僚の手のヒラの上で踊る記者クラブ[ゲンダイ] 投稿者 feel 日時 2010 年 2 月 20 日 02:11:02)
日刊ゲンダイ 2010年2月18日(17日発行) 村嶋雄人 政治部と社会部を使い分けて政権にスリ寄る 自民党の金丸信元副総裁が脱税事件で摘発されたときのことだ。事務所から金の延べ棒が出てきたとき、マスコミ各社の政治郎記者はこう言った。 「オレたちは知っていた」 ならば、もっと早く書けばよかったではないか――。多くの読者はそう思うだろう。田中角栄元首相の金脈事件のときも同じだったから、なおさらだ。が、それはできない。というより。”しない”のだ。 永田町取材でマスコミ各社は、政治家個人や派閥などを専門に担当する「番記者制度」を採用している。朝から晩まで、その政治家に張りついて行動を共にする。当然、身内意識が生まれる。 金丸事件で「知っていた」のに書かなかったのは、まさにその表れだ。何より書くと出入り禁止になり、その政治家から情報を取れなくなってしまう。 「番記者は担当の政治家のファンになりやすい。だから、少しでもフレームアップしてやろうと、人事や国会対策の発言を積極的に記事にするようになる。ただ、発言は観測気球と呼ばれるもので、世論や政界の反応を見ようとするものが多い。結果的に番記者は政治家に利用されている」(自民党ベテラン議員) 自民党副総裁辞任を表明する金丸信
最近では、鳩山首相の組閣人事で「亀井静香 防衛相就任」など、さまざまな情報が飛び交った。麻生内閣の末期には、「内閣改造も」「来週にも党人事」という見出しが躍った。誰かが意図を持って書かせたことは否定できない。 「番記者制度」は、媒体としてもイビツな状況を生んでいる。 大手メディアは、政治部と社会部という縦割り組織を使い分けている。同じ媒体でありながら、例えば小沢事件の捜査状況を書くのは社会部に限られ、政治郎が記事にすることはほとんどない。 行き過ぎた「小沢批判」記事に、ある小沢側近の政治家が民主党の番記者を非難した。するとこう答えてきたという。 「あれは社会部が書いた記事ですから……」 この小沢側近は言う。 「小沢さんの事件について、どこまで捜査が進んでいるか、明日の朝刊に何を書くのかなど、政治郎の記者がこっそり調べて教えてくれた。小沢さんが不起訴になりそうだということも、前々日の夜に政治郎の記者さんが教えてくれた」 紙面で小沢一郎を叩きながら、裏では政権サイドに擦り寄る。現場の記者たちは全く矛盾を感じていないが、読者からすれば、非常にわかりづらいだろう。(つづく)
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > マスコミ・電通批評10掲示板
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/
since 1995
▲このページのTOPへ
★阿修羅♪ > マスコミ・電通批評10掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。 すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。 |