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http://sankei.jp.msn.com/world/europe/090622/erp0906222306004-n1.htm
50代と60代の日本人2人が、イタリアからスイスに額面総額1345億ドル(約13兆円)のニセの“米国債”を持ち込もうとして伊財務警察に事情聴取された。債券は精巧に造られていたが、額面などから実際には存在しないものであることが分かったため、2人は逮捕を免れ、姿をくらました。当初は秘密資金をスイスに隠そうとした北朝鮮工作員との説も浮上するなど、憶測が憶測を呼んでいる。
■国境の町
現地からの報道によると今月1日、イタリア北西部からスイスに入ったキアッソ駅で、日本旅券を持った身なりのよい男2人が「申告品なし」と言って税関を通り抜けようとした。4月には、日本人から依頼を受けたイタリア人の男が額面総額約2兆円のニセ日本国債をスイスに持ち出そうとした事件があったため、伊財務警察は2人の所持品を検査した。
かばんからは額面5億ドルの“米国債”249枚と、故ケネディ米大統領時代に発行された額面10億ドルの“ケネディ債”10枚が出てきた。米財務当局に問い合わせたところ、ニセの証券とわかった。2人は携帯電話を4台ずつ、警察の制帽のように見える帽子も2つ所持していた。
イタリアでは、債券が本物の場合、無申告で国外に持ち出すと巨額の罰金刑が科せられるが、偽造品の場合は使用したりしなければ罪に問えないため、2人は無罪放免された。2人は国際金融都市チューリヒに向かう途中だった。
■狙いは秘密口座か
1345億ドルの“米国債”が本物なら、この2人が中国、日本、ロシアに次ぐ米国債保有者になる。最初は2人が日本人かどうかも確認がとれず、米経済通信社ブルームバーグは「金正日総書記の資金をスイスに隠そうとした北朝鮮工作員か。日本政府が秘密裏にドル資産を売却しているのか」と書き立てた。
イタリアでは先月、シチリア島を拠点にするマフィアが総額10億ドルの偽造ベネズエラ国債を担保に英国や米国の大手銀行から巨額融資を受けようとして、約20人が逮捕されている。2人はマフィアとかかわりを持つ日本の犯罪組織のメンバー、との推測も成り立つ。
イタリアの犯罪組織に詳しい英ニューキャッスル大のダニエル講師は「シチリア・マフィアは島内に紙幣や債券の偽造工場を持っている。麻薬密売や売春などの不正資金を洗浄する際に、国債などを介するのは常套(じようとう)手段だ」と語る。ニセの米国債は不正資金をだまし取るための見せ金だった疑いもあるという。ただ、電子化が進む米国債や日本国債の債券はほとんど存在しないため、ニセ物は金融機関で見破られる。
金融危機を機に「スイスの銀行秘密口座は脱税の温床になっている」と欧米主要国の追及を受け、巨額資金が一気に流出し始めている。地元捜査筋は、2人が米国債の事情に疎い富裕層を狙い、“米国債”と引き換えに富裕層の秘密口座資金を得ようとしていたのではないかとみている。(スイス・チューリヒ 木村正人)
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コメント
静岡県知事選挙は、民主党支持の候補が当選したようです。しかし、自民党はつくづく何も変わろうとしていないということがわかります。
千葉市長選では、逮捕された前市長の腹心であり、かつ天下り批判となっている官僚を候補として挙げ、今回の県知事選も数々のいわくがつきまとう厚生労働省の元官僚であり、国会議員時代は、事務所費不正が取り上げられ、官僚時代は、私の仕事館の建設推進した役人であるにもかかわらず、候補推薦するとは、このような結果になるのはわかるような気がするのですが、KY状況を抜け出すことはできないようです。
与党政権幹部は、国民の政権交代気分を変えることはできず、麻生総理で解散をするような言葉を発していますが、そこのところが大きな間違いでありKYともいえるのではないでしょうか。
このまま麻生政権で解散するということは、もう自民党には、総理総裁になるような人材がいないということを国民に対して認めたということではないでしょうか。
たとえ政権が変わっても民主党の政権運営には、疑問符がつきまといます。小沢元党首が政権の顔であれば少し話が変わりますが、そのほかの議員は、疑わざるおえません。
いつ何時転覆するかもわからないのです。そのような時に自民党には人材がいないと公にしてしまっていては、もはや壊滅といっていいでしょう。
あるブログなどを書いている人に聞くと、1時間から2時間近くかけて誤字脱字がないかを入念にチェックしてブログを書いていると聞きましたが、私の場合は、ほとんど15分以内で書き終え、そのままあまりチェックはしません。
指のリハビリということもありますが、便所の落書き程度ということで了解してもらいたい。
そこで上記のニュースが流れる前に、今回の金融危機で自民党与党政権には、選挙資金があまりない。そこで米国債を流用したいと米国側に打診したという噂を得た。
選挙費用に使うのであれば、大企業にも資金は流れるが、全国の中小零細企業にも資金が流れるために日本経済の選挙効果が現れるかもしれず、いいことだと感じていたのですが、その後上記のニュースが報道され流用したい金額とほぼ同額。また逮捕された日本人が、なぜか役人との噂も流れているようです。
その後この米国債券は偽物との報道があったようですが、どうですか。
その話題とは別に元外務次官が、米の核持ち込み密約文書の存在をあきらかにしました。政府は当然否定しますが、通常外務機密に接するような重臣は、死ぬまであかさないのですが、ここで公にしようとするのは、今の政権の外交姿勢、国土防衛問題の意識のなさを伝えたかったのでしょうか。
日本が少しずつですが、変わろうとしている兆候でしょうか。
今日の東京市場は、円高の影響か、日経平均120円程の下落となりました。3月から6月まで4カ月上昇してきたのですから、ある程度の調整はしかるべきと考えてはいるのですが、ここ連続となる下落です。
米国の大規模な米国債入札もあり、米加州の財政危機の問題もあり今日の夜のNY市場の動きを見極めたいという気分があったのか、大きな押し目買いがみられませんでした。
投資家とはこの不安な相場こそどちらかにポジションを強く持つことで利益を得る機会があるということですから、選挙も近いことからポジションを大きく取る時期なのかもしれません。