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多分であるが、多くの労働者が未だに「終身雇用」の幻想を抱いている。
企業側の方がとっくの昔に「その責任を放棄している」のにである。
企業側も好きで放棄したわけではなく、アメリカを見習って、グローバル市場に対応した結果として「そうせざるを得なかった」のだろうが、労働者の意識はその波を認識しなかったのだろうと思う。
Kはアメリカ型の契約主義を良い事とは思わない。
本来ならば終身雇用で良いのだろうとも思うが、企業が一方的に「従業員を使い捨ての駒」と割り切ってしまったのだから、労働者も「それに対応しなければ、労働者の地位向上など夢のまた夢で、地位低下になる」と考えている。
労働者も「企業が従業員を使い捨ての駒」と扱っている事実を認識して、それならば「常に転職を視野に入れるべき」なのだろうと思う。
要は、「少しでも自分の能力が生かせる企業を探し」、「少しでも良い給与の会社を探し」、「少しでも労働条件の良い企業を探す」という常に持ち、これから先の時代は「その企業で骨を埋めようと言う考えは捨て去る」という気構えになることである。
たまたま、最初に就職した企業が「本当に良い企業ならば、結果論として生涯勤め上げる」と言うことはあるだろうが、これから先の時代は、その方が稀なのである。
企業に依存するのではなく、常に「今より良い企業はないのか?」というアンテナを立てておくという「企業に依存しない。企業との契約関係」ということを考える必要があるだろう。
これから先の企業は人材の争奪競争になるとの予測がある。
良い人材を集められない企業は淘汰されていくのである。
従業員の人件費に依存した安売り競争しかできない企業は「潰れていく」
なぜなら、その企業には「アイデアもなく、創造力もないからである。」
企業には3つの使命があるといわれる。
1 利用者に良い品質の商品・サービスを提供すること
2 従業員の生活の基盤となる職場であること
3 社会・環境に配意し、公共性をもつこと
である。
目先の利潤追求を追う企業は「社会的に生存権を剥奪される」
一番悲惨な被害者は「ブラック企業に依存した上で、その企業が潰された時の従業員」だろう。
本人は何の罪もないのに「私がなぜこんな不幸に会うのだ」と思うのだろうが、ブラック企業を見限らずに「ブラック企業に依存した」というのが「間違いだった」のである。
ブラック企業からは離れようと考えるべきである。