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幸福度という指数がある。
現在の日本は「90位」とのことである。
http://narinari.com/Nd/2006076284.html
あたりを参照
この数字にみなさんは「どのように思うのだろうか?」
多分、意外に低いなと思う人が多いような気がする。
日本と言えば「西側先進諸国の中でも有数の金持ち国」という「一昔前のイメージを持っている人が多い」と思うからである。
Kは「この順位は、大甘」と思う。
日本では、失業者も多い、公表的データの数値だけでなく、ニートやフリーターという「実質的失業者」を考えれば、相当な失業率と考えられる。
しかも、失業者でなくとも「ワーキング・プア」と言われる「働く貧困層」も相当数いる。
この層は、年収200万円以下で区切られるようだが、それ以上の年収があっても「労働貧困層」は相当数いるだろう。
ここは、極論かもしれないが、昨年までが「年収200万以下で働く貧困層」ならば、「今年は、年収で400万円程度までが、実質的労働貧困層になる。」と考えられる。
何故かというと、原油高騰と、バイオ燃料、投棄、小麦粉などの輸入が要因となり、生活物価は、ほぼ2倍くらいになると予想されるからである。
つまり、昨年までは「200万円でギリギリだった、最低生存費(生活費ではなく、生きていくのに最低限の費用)」が「物価高騰で、今年中に400万円程度になる」ということである。
つまり、90位だった幸福度は「ジェットコースターのように下降する」と思われるし、「おにぎり食いたい餓死」とか「企業の理不尽で過労死・過労自殺に追い込まれる人」は増加すると考えられる。
彼らにとって「日本の幸福度はマイナス」であり、いわば「地獄の底」とも思える状況だろう。
それでも、平均値で「日本より貧しい国」は無数にある。と思われる人もいるだろう。
確かに「貧困な国」はある。
でも、その国には「未来への希望もある」のである。
人間は「現在は貧困のドン底にあっても、明日への希望があれば生きられる。」という部分がある。
「クレヨンしんちゃん、大人帝国の逆襲」ではないが、戦後焼け野原になった日本は「どん底の貧困」であった。
しかし、未来に「夢と希望があった」から「現在より幸福だった。」という考え方は当然ながらあるのである。
登山の途中で「苦しさの極地であっても、ここを耐えれば、希望が叶う」というのと、砂漠のど真ん中で「オアシス」の位置が全く分からず、途方に暮れるのとは「全く別の苦しさ」だろうと思う。
日本の未来に「少しでも希望があるだろうか?」
「今は苦しくとも、ここで踏ん張れば・・・・」というような状況だろうか?
頑張って踏ん張っても「未来には、今以上の地獄が口を開けて待っている」ような状況ではないだろうか?
日本って最低の国なのかもしれない。