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(回答先: 彼岸楼さん 投稿者 Narongchai 日時 2008 年 4 月 22 日 19:01:40)
Narongchaiさん、こんにちは。
“歴史板”ではおつき合いいただきありがとうございます。
>今日の友人たちとの話ですが、彼らはオバマに賭けています。彼らから言わせると、選挙民を初めて大人として会話をした候補だと思っているようです。実際に、彼が大統領を目指す前に書いた、彼の本は、詩的な描写で好きな本です。
友人の皆さん曰く、“オバマ氏は初めて選挙民を大人として扱った大統領候補”とのことですが、ご友人達はオバマ氏の言説や振舞いのどんな点を挙げて、そう語っていたのでしょうか。
>これが民間では、例えばウォールマートのテキサスの田舎の店で、在庫がなくなった靴の発注5足が本部に届くと指導的に、中国の部品の手配があり、工場に指示があり、5足作られ、それが自動的に陸海空の流通経路をたどって、その田舎の店に1週間程度で届いてしまうとかです(例に使っただけで、本当の日数は知りません)。
多分、兵站管理システムの応用例のことを仰っているのでしょう。ウォールマートは全パッケージにICチップを組み込むような最先端の物流管理システムを導入している先駆的企業であることは周知の如くです。
>そんな実験を行えるのは、『戦争』があり、ペンタゴンと言う巨大なスポンサーと偏執狂な博士がいるからです。
ご指摘の通り、産業革命以降のヨーロッパの戦場が近代兵器の実験場化して行ったことは歴史認識の中にある定見の一つにもなっています。さらに、二つの大戦以後、軍需分野の研究開発の民需分野への活用は益々加速化されて来ています。
>世界を見ると、結構隠さずに戦争ばかり続けてます。 実際の戦闘じゃなくても、軍事をバックに、常に脅しの理論がぶつかり合い、攻めぎあいをしています。 陰謀もなにも、とにかく戦いが休む間もなく、続いてます。 先日お話した官僚ですが、その現実をどれだけ捉えているのか? 平和なんてどこにもなく、各勢力がマスコミまで使って戦ってます。 それが本当に解って、国の政策を考えているのか?
>どうもそんな風には見えません。
何しろ、航空自衛隊のイラク空輸活動を違憲とした名古屋高裁判決を受けて、「『そんなの関係ねえ』という状況だ」(註)と云った程度の発言しかできないような防衛省官僚を航空幕僚長に据えている国情ですので、Narongchaiさんのご懸念のように、防衛省や外務省の官僚達が世界情勢をどの程度正確に捉えているのか、実態はかなりお寒いものでしかないかも知れません。
そのような状態では、西欧には疎んじられ、アジアから見放され、米国に操られるままの、ユーラシア大陸の東端にある島国の将来は目に見えているでしょう。確かに遅きに失しているという向きもありますが、論理を鍛錬し感性を練磨した、すなわち強靭な知性を持った官僚や政治家を輩出していくことが主権者たる国民が手掛けるべき喫緊の課題であることには変りないと考えます。
Auf Wiedersehen.
<註に関係する記事のURL>
NIKKEI NET 「そんなの関係ねえ」の空幕長発言、原告団が抗議
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20080419STXKG041819042008.html