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(回答先: Re: オバマ氏はマルチテュードの希望の星となるか。 投稿者 Narongchai 日時 2008 年 4 月 25 日 12:41:19)
Narongchaiさん、こんにちは。
>オバマ氏は、そこで生まれ育ったので、特殊な米国を経験していて、しかも父親がアフリカ系移民で母国で官僚だったとか、氏自身がインドネシアでも育った等、共和党的白人の世界観とは違った人間が、世界一の強権のトップになることに、非常に期待感を持っています。テキサスの白人種の基準で世界を見るのではなく、多様性の中で育った人間なら、世界の話し合いもしやすいのではないかと思っています。
世界の総てが自分の起居する処にあるのだから、わざわざ海外旅行に出かけることもないと考えるテキサスの住人とは違った、広角的な視座と思慮深さとを具えているのがオバマ氏ということなのですね。そんなオバマ氏に期待しつつ、今後ともその動向を見守ってゆきたいと考えています。
>ところで私自身は、マルチテュードと言う言葉を初めて知ったのですが、この戦いは、人と人ではなく、ひとりひとりの心の中の戦いの結果によるものだと思いました。
“マルチテュード”は、現近代の世界の階層分布を説明するのに際し、A.ネグリとM.ハートが用いて一般に知られるようになった言葉(政治概念)です。A.ネグリの言説の文脈に流れているものはマルチテュードの覚醒による新たな駆動力[driving force]の形成と変革への展望ですが、その実現性に関しては大いに議論の余地があると思っています。
>アラブ、、、、を考えると、目の前が暗くなります。
洋の東西を問わず、人間の心には物事を論理的に考えようとはせず、ただ信じ込みたいとする側面があるようです。日曜礼拝宗教などではなく、信仰が日々の生活信条にまで深く浸透している人々と認識論を闘わせることが困難なのは、如何ともし難いものがあります。
Auf Wiedersehen.