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9・11WTC「崩壊」に関する「ピント外れ」の「無意味な議論」
http://www.asyura2.com/07/war97/msg/496.html
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2007 年 10 月 28 日 05:46:22: SO0fHq1bYvRzo
 

9・11WTC「崩壊」に関する「ピント外れ」の「無意味な議論」


どうにも困った傾向なのですが、『9・11公式説擁護派』にしても、その『懐疑派』『WTC爆破解体論者』にしても、共通してピントの外れた議論があるようです。あまり皆さん方のエネルギーと時間を無意味な的外れな議論で浪費してもらいたくもありませんので、今までに私が気付いた点についてまとめてみます。

以下の拙稿(および姉葉大作さん製作の完成版)をご参照のうえお読みください。

http://www.asyura2.com/07/war97/msg/241.html
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2007 年 10 月 18 日 19:36:16:
ネオコン公式説に尻尾を振り続ける「9・11言論詐欺師」撃退の手引書
http://www.asyura2.com/07/war97/msg/270.html
投稿者 姉葉大作 日時 2007 年 10 月 19 日 22:55:06
整理整頓Re: ネオコン公式説に尻尾を振り続ける「9・11言論詐欺師」撃退の手引書

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(1)「崩壊のスピード」についての無意味な議論

今までに出たほとんどの『懐疑論』『爆破解体説』のフィルムや研究で、「WTCタワーがほぼ自由落下速度で崩壊した」ことを取り上げています。

私がどのようにビデオを見て計っても、崩壊時間は第1ビルで12秒〜15秒、第2ビルで10秒〜12秒としか言いようがありません。しかしこの「崩壊速度」に関して『懐疑論者』『爆破解体論者』が主張することは、根拠のあまり明らかとは思えない「政府見解」の11秒とか9秒とかいった数字に対する単なる「揚げ足取り」に過ぎないように、私には思えます。

私も最初のうちはそのような態度でした。しかし、よくよくWTCタワーの「崩壊」を観察してみますと、それらが「ほぼ自由落下速度で崩壊した」などということは本質的には何の意味も成さないことに気付きました。

本質的なことは、上記拙稿でも明らかにさせましたとおり、

《崩壊進行箇所の上には「巨大なビルの塊」など何も無かった》

ということです。

この『崩壊進行箇所の上に「巨大なビルの塊」があった』ことが、「公式説」、特にNISTなどの「支柱崩壊説」による「ビル全体の崩壊」の説明にとって、根幹を成すものです。
(「パンケーキ」はとうの昔に破綻していますので相手にする必要も無いでしょう。)

これは拙著『「WTCビル崩壊」の徹底究明』でも明らかにしたことですが、崩壊進行箇所の上に「巨大なビルの塊」などどこにも無い以上、もはや「公式説」が生き延びる余地はありません。

そして「巨大なビルの塊」が「落下して」ビル全体を崩壊させた、などという事実が存在しなかった以上、「無いもの」の落下と自由落下とを比較すること自体、無意味としか言いようがありません。

したがって、「ほぼ自由落下速度で崩壊した」ことなどは、下から崩壊した第7ビルを除いて、もはや議論の対象にすらならないことなのです。


(2)「今までに火事で全面崩壊した鉄骨ビルは無い」に関する無意味な議論

これもまた、大部分の『懐疑論』『爆破解体説』で声高に言われていることです。もちろんそんなビルは無いわけですが、しかし、この点を大きく取り上げて『公式説』を疑い、あるいは攻撃することに、大した意味は無いように思います。もはや時間とエネルギーの無駄遣い以上の何物でもないでしょう。

問題は

《WTCタワーの大部分を占める「火事ではなかった箇所」が、どうしてあのように崩壊したのか》

という点なのです。

こちらの方がはるかに本質的なものであり、「火事だった箇所」は、精々が「どのように崩壊が開始したのか」に関わるだけの、WTC「崩壊」の中ではどちらかと言うとマイナーな話です。

むしろ、明らかに常温であり飛行機のショックもほとんど無かった中層〜下層階の頑丈な鉄骨構造がどうしてあのようにバラバラになり、8〜9万トンものコンクリートがどうしてあのように粉々になって、四方八方に飛び散ったのか、という点の方が、圧倒的に重要な問題です。

「今までに火事で全面崩壊した鉄骨ビルは無い」という点は、もはや大きく取り上げるべき議論の対象ではないでしょう。


(3)「火災の温度」についての無意味な議論

NISTはその「最終報告」で『崩壊開始』までのことしか述べていません。その「最終報告」の中でNISTは、火災現場にあった支柱の中で、250℃以上になった形跡のある鉄骨をごくわずかしか発見できておらず、600℃に達した鉄骨はついに1本も発見できなかったことを、実に正直に書いています。

ただNISTは、相当に閉鎖的な空間の中で明らかに酸素不足の不完全燃焼を起こしている火災で温度がどうだったのかについて全く答えずに、「1000℃!」「1000℃」を、ほとんど催眠術にでもかけるように、いたるところで繰り返します。

(以上の点は、申し訳ないが、次を原文で読んでいただかないことにはお分かりにならないでしょう。拙著『「WTCビル崩壊」の徹底究明』では重要な部分を和訳しています。そちらをご参照ください。)
http://wtc.nist.gov/NISTNCSTAR1CollapseofTowers.pdf
Final Report on the Collapse of the World Trade Center Towers
http://wtc.nist.gov/pubs/factsheets/faqs_8_2006.htm
Answers to Frequently Asked Questions

そのうえでNISTは「高温のためにトラスが変形を起こし支柱の崩壊を引き起こした」と、誰にも公開したことの無い「コンピューター・シミュレーションの結果」を語り、「こうやってWTCタワーは崩壊を開始した」とします。

3年の歳月と2千万ドルの費用をかけた調査・研究の結論がこのザマです。

もはや、これ以上の「温度論議」に何の意味がありますか? NIST「最終報告」にはタワーの火災に対する専門研究科のありとあらゆる調査結果が盛り込まれているのです。それが以上に述べた程度のことです。

しかも、NISTはタワーの大部分を占める「火災現場以外の崩壊」を全く分析していません。しているのは、ありもしなかった「巨大なビルの塊」についての大嘘を付くことだけです。

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以上の3点が今までに私の気付いた「ピント外れ」の議論なのですが、驚いたことに、『真相究明』を叫ぶ人たちのほとんどが相も変わらず時間とエネルギーの消耗でしかない無意味な議論を繰り返します。あの私が常に弁護しているスティーブン・ジョーンズ博士すら、(1)と(2)の「ピント外れ」を重視している始末です。ジョーンズ博士が特に優れているのではありません。他の学者がひどすぎるのです。

そして『公式説擁護派』もまた負けず劣らず一生懸命にこの「ピント外れ」に対して応酬しているのですから、もう、ため息以外には出てきません。(先日の筑波大学の先生も「自由落下速度」をずいぶんと気にしておられたようですが、どんなご研究になることやら。)

「何が的を外さない論議なのか」については、ここで述べるにしては量が多すぎますので、拙著『「WTCビル崩壊」の徹底研究』をお読みください。
(参照:ご購読の際には、税金も送料も取らない下のサイトからが最もお得です)
http://www.jca.apc.org/~altmedka/shoten-wtc.html


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