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メーソンリーの起源ーヘブライ語写本より 第二章
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投稿者 忍 日時 2007 年 12 月 24 日 13:08:38: wSkXaMWcMRZGI
 

(回答先: 『ヘロデの呪いー暴かれたユダヤ古写本』 ローレンス・D・H・ローレンス著 投稿者 忍 日時 2007 年 12 月 24 日 11:42:52)

『ヘロデの呪いー暴かれたユダヤ古写本』から

第二章 ヘロデ王の第二回会合
 ヘロデ王は、最初に口を開き、このように語った。

 「さて、わが二人の付き人よ、ペテン師が現れてから何が起こったのか、何が今も起こり続け

ているかに、余は最大の関心を寄せている。
 我等は、少数といえども、謬説で人民を惑わすあの宗派の者達を攻撃する手立てを見つけ

ねばならない。
 そればかりか、謬説に改宗した者達は、自分自身に従うだけではなく、その教えを熱心に実

行に移し、不正を貫く為に、行く先々で、恐れも知らずに堂々と教えを説いているのだ。
[どちらが不正か。ヘロデ王の成り立ちと問題・・・イドマヤのアンティパテルの子。ユリウス・カ

エサルの下でユダヤ人の王として統治した。彼についての主な歴史的資料は、ヨセフスの著

作にみられた記述で(《古代誌》]X、]Y、]Z)。これは主としてヘロデの宮廷歴史家、ダ

マスコのニコラスの記録したものに依っている。
 理論上は独立国家であるといえ、ヘロデは自分の権力の行使が、ローマとの関係次第だと

いう事を理解していた。この関係は是が非でも維持せねばならなかったし、又彼があれほど長

期にわたって権力の座に留まりえたという事実は、彼の抜け目のない天才的な政治的駆け引

きを証するものである。
 ヘロデにはユダヤ人でなかった歴史的事実がある。それは、宗教上はユダヤ教徒ではあっ

たが、人種的にはイドマヤ人を祖とし、半分しかユダヤ人でなかった事、その上、ローマの立

場に近かったから、国民から親しまれなかった。
 ヘロデの悪行には、2つの根源があり、これが彼の治世の期間中つきまとった。第一は、ユ

ダヤ王の地位を確保する際のやり方にあった。ハスモン家の王を追い出し、処刑したからであ

る。ハスモン家のマリアムネとの結婚を通じて、同盟関係に入ったものの、それで根深い恨み

が解消したわけではない。実際、マリアムネの母アレクサンドラが彼に対して抱いた憎悪は、

ついには彼女の子等に悲惨な災厄を齎す事になった。
 アクティウムの戦いで(紀元前31年)、オクタヴィアヌス(アウグストゥス)がアントニウス=ク

レオパトラ軍に勝利をおさめると、ヘロデは堂に入った駆引きで新しい支配者に取り入った。

オクタヴィアヌスの好意は確保したものの、自分を取り巻く恨みと仕返しには敏感だったので、

嫌疑を受けた者達の生涯は悲惨なものとなる。この疑いが、ハスモン家最後の人物、老ヒル

カヌス(ヒルカヌスU世)の殺害、紀元前29年のマリアムネの処刑、翌年ヘロデの失墜を目論

んだアレクサンドラの処刑といった事態を次々に招いた。ヘロデと最初の妻ドリスとの間の息

子アンティパテルは、マリアムネとの二人の子アレクサンドロスとアリストブロスに対し、父が

悪感情を抱くよう仕向けた。二人は結局、審問に付され、叛逆のかどで処刑されてしまう。し

かしアンティパテル自身も父の跡を継ぐ事はなかった。紀元前4年のヘロデが死ぬ数日前、父

に殺されてしまったからである。
 第二は、イエス様の誕生にまつわる新約聖書(マタイ2章)の中での”嬰児虐殺”という蛮行

の記録である。更に伝道者(イエス様は勿論の事、イエス様を洗礼したヨハネ等)に対する一

族の虐殺の内容の記録である!愛]
 そのような教えの広がりが、日に日に拡大している事に注意しようでないか。完全にその教

えに同化した者達は、我等の宗教から、すすんで離れつつある。
 今日躊躇っている者は、明日には、策略の罠に嵌ることであろう。
 この危機を避けるには、ユダヤ民族の精神を密かに結集し、あの運動を導いている、秘密の

、罪深き手を打ち砕き、その宣伝活動を消し去る目的を持つ連合体を組織する以外、もはや

残された道はない。
 この目的を成功しなければ、あの欺瞞者の説く嘘に向かう傾向のある多くの者達が、その影

響下に入り、堕落する事だろう。
 事態がこれ以上悪化せぬ前に、友よ、我等はこの計画を実行に移さねばならぬ。
 そこで、その組織作りに協力する者達を、今、選び取ろうではないか。
 これらの者は、勲功を立て、思慮に富み、ユダヤ教保護の為に、大きな行動力と計り知れぬ

熱心さを、表す者でなければならない。
 ヒラムよ、余は、そちがこの考えを出したことに感謝する。そのような高貴な目的の為に、こ

の連合を組織すると云う考えに」

 次いで、ヒラムは言った。

 「神が、王なる陛下の生涯を延ばされますように。
 誉れはみな、陛下のもの。
 陛下の高貴なる生まれから、全ての民が恵みを受けましょう。
 民の所有する良きもの全ては、陛下の祝福により、一層豊かになりましょう。
 我が兄弟と仲間から、連合を組織するものをお選びいただきとう存じます」

 ヘロデは九人の男達を指名し、其れ等の名前を記録するよう、モアブとヒラムに命じた、以

下の通りである。

  王のヘロデ・アグリッパ、
  ヒラム・アビウデ、
  モアブ・レビ、
  ヨハナン、
  アンティパス、
  ヤコブ・アブドン、
  ソロモン・アベロン、
  アドニラム・アビア、
  アチャド・アビア。


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