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(回答先: メーソンリーの起源ーヘブライ語写本より 第三章 投稿者 忍 日時 2007 年 12 月 25 日 10:59:56)
第四章 戦慄の誓い
九人の創設者が集まると、王は、次の言葉をもって会議を開いた。
「我が兄弟達よ、私は、あなた方の誠実さと愛情を、些かも疑ってはいない。我々は、各自の働きが、ユダヤ教とユダヤ民族、国と王に直結している事を知っている。
其の理由により、我々は、自ら誓いを立てなければならない。一人一人、他の者達の面前で、誓いを立てなければならない。
私は、其のテキストを作成し、其れに『戦慄の誓い』と銘打った。最初に誓いを立てるのは、この私である。
誓いを正式に立てる前に、私が本文を皆の前で読み上げよう。それがあなた方にとって申し分ないものに思えるなら、これを受諾して欲しい」
そして、王は誓いの本文を読み始めた。
宣誓文
私(何某の子、何某)は、組織『秘密の力』の九人の設立者の一人になった今、我が兄弟達、即
ち組織の者達を、如何なる事に於いても裏切らない、組織の規約に関する如何なる事に於いても裏
切らないと、神と聖書と我が名誉に掛けてここに誓う。
私は、従順と慎重さ、熱心さと忠誠をもって、組織の原則に従い、九人の設立者が採択する、今
後の規約の中で提起される事柄を、実現させる事をここに誓う。
私は、組織員の増加の為に活動する事をここに誓う。
私は、ペテン師イエスの教えに従う者達を攻撃し、死に至るまで彼等と戦いを挑む事を、ここに
誓う。
私は、私達九人の間で守られている秘密を、外部の人間であれ、組織の加盟者であれ、一切漏ら
さない事をここに誓う。
もし、私が、私達とその後継者の間で厳守されている秘密、或いは規約の一部でも漏らすと云う
背信行為を犯した場合には、これら八人の兄弟からなる評議会は、如何なる手段によっても、私を
殺す権利を持つ。
王は、それが記録に留められる前に、出席者の誰もが良く理解出来るよう、この宣誓文を三度繰り返した。
ヒラムが語った。
「国王陛下、この宣誓書は、我々九人の創設者の為のもの。これ以外に、新しい加盟者の為の宣誓書を作る必要があると思われますが、如何に。と申しますのも、陛下が仰せられましたように、我々以外の誰一人、秘密の秘密を知ってはならぬ為です」
王は答えて言った。
「ヒラム、それは十分に承知している。
この宣誓は、我々にのみ通用するものである。組織創設を完了した後に、一般宣誓文を用意する事としよう。又、我々の後継者となる者は皆、この誓いを立てなければならない事を知れ」
王は更に続けた。
「兄弟達よ、あなた方は、これが恐るべき誓いである事を、今や知った。
誓いを立てる前に、各自、其れに付いて熟慮しなければならない。其れは、創設者達を鉄の鎖で縛る事になるからだ。
其れは彼等を兄弟の鎖に束縛する。無実な人間であれ、不実な人間であれ、本人を基本方針に束縛する。
其れは評議会の秩序と規約、其れが善であれ悪であれ、規約の定める全ての事を遂行するよう、本人を束縛する。
其れは、ペテン師の信者を攻撃し、手段を尽くして彼等を殺すよう、本人を強制する。
其れはこの秘密の後継者となるべき委員に指名された者以外、自分の子供にも、組織の規約を漏らさぬよう、本人を強制する。
本人が殺戮の指令を遂行せざるをえぬのと同様、結社がユダヤ教保護の為に得策と判断する機密事項を漏洩した場合には、その者も殺されなければならない。
彼は又、結社の基本方針に仕える為には、自分の大切にしているものを、全て犠牲にしなければならない。
其れが、私がこの事をよくよく考えるよう、あなた方に求める理由である。誓いは、我々にばかりか、我々の子々孫々にも向けられているからだ。
其れはそうと、私は、我が父と、祖父のヘロデ大王の秘密の一つを、ここであなた方に明かす事にしよう。
二人は、ペテン師イエス及びその一味を、出来うる限り全員殺すと云う極秘指令を出していた。私の父は、この指令を遂行した者達は、皆、財産、健康、子供の事で災いを被り、あらゆる種類の病に掛かり、非業の死を遂げた、と私に語った事がある(天罰!愛)。
この事をあなた方に話したのは、一度誓いを立てたら最後、全ての者は決して抜けられぬ方法で縛られ、その時になって後悔しても無駄である事を明らかにする為だ。
又、兄弟達よ、我々9人だけが『つながれた者たち』、責任ある者達である事を、あなた方は忘れてはならない。
明日定める『内部規約』は、我々だけが知るのであり、ペテン師が根絶やしになる時まで継承し続ける、我々の子孫ふだけが、其れを世襲財産とするのだ。
我々と共に、組織に加盟する他の者達は、内部の秘密も、その根本目的も、一切知らされる事はない。
各自、宣誓を写し取り、誓いを立てる前に、よく其れを調べておくように。我々の大建造物の敷石は、この戦慄の誓いにあることを知るようにせよ。今日は解散とする。明後日、再びここで会合を開き、誓いがこのままの文で良いか、修正するべきかを決める事にしよう」
(「家を建てる者達の見捨てた石。それが隅のかしら石になった。これは主のなさった事だ。私達の目には、不思議な事である。私はあなた方に言います。神の国はあなた方から取り去られ、神の国の実を結ぶ国民に与えられます。又、この石の上に落ちる者は粉々に砕かれ、この石が人の上に落ちれば、その人を粉微塵に飛ばしてしまいます。」(マタイ21:42)!愛)
第五章 戦慄の誓い2
さて、九人の創設者がそろうと、王は開会を宣言し、誓いについて全員の意見を求めた。それは、満場の一致で採択され、記録に留められた。彼等は、直ぐに、組織の創設を完了させる事に合意した。
王は、聖書を取り、机の上に其れを置くと、「私のする通りにせよ」と述べ、右手を上に置いた。モアブ・レビ、そしてヒラム・アビウデと、次々に皆が王に倣った。それから、各自は、宣誓文の記された紙を左手に取った。
王が、まず、誓いの言葉を述べた。次にモアブ・レビ、ヒラムと、順次全員がこれに倣った。
誓いを立て終わると、各自席に戻り、王が次の言葉を述べた。
「兄弟達よ、これをもって、我々の組織『秘密の力』は発足した。
その力と行為と原則と目的は、いつまでも秘密のままになる。かようにして、我々はイエスの信者達の愚行を一掃出来ることであろう。
我々は、今や兄弟となった。我々は、ペテン師が作ると称した虚偽と魔術の兄弟団とは異なる、真の兄弟団を作らなければならない。我々の兄弟団は真実のものである。其れがこの組織の基礎であり骨組みなのだ。
さて、結束し、鎖によって繋がれた今、各自仕事の準備に掛からねばならない。仕事は、イエスの教えの宣伝者達を如何なる方法によっても死に至らしめることにある。
それこそ、我々の崇高なる意思である、我々の宗教的、政治的な目標なのだ。
心が一つになった今、我等を結束させ、ユダヤ教の存在と本質を高めるような、国家的連帯を実現させることを確信しようでないか。
この連帯によってのみ、我々は敵を打ち負かすことが出来るのだ。我等の宗教を灰塵に掃し、あのペテン師の頭から受け継いだ偽りを蔓延させようとする、その力を砕くことが出来るのだ。
簡単に言えば、我々は、彼等を排除する為の忠誠心、慎重さ、残虐さをものともせぬ勇気に、行動の基礎を置かなければならない。
秘密を子孫に伝える時には、この原則を遺言に残し、教え込むようにせよ。彼等は、代わって、自分の子孫達に其れを伝え、こうして、我々の原則と秘密は、安全な世襲の方法によって、諸世紀を超え、いつまでも引き継がれることになろう。
我々は、ペテン師イエスが奇蹟を行ったと称している事を知っている。彼は、自分は神の子であり、神そのものであるとまで言ったのだ。これ以上の冒涜があろうか。
そればかりではない。他にも、我々が黙認出来ない、黙認してはならぬ、多くの嘘偽りを宣伝したのだ。『ユダヤ人の王』と称したこともその内に教えられる。何たるふざけた、図々しい、侮辱に満ちた主張であろうか。
それで、我々の父達は、あの男を裁いたのだ。其れが、父達が彼を攻撃し、彼の一派を迫害した理由なのである。
戦い続けられるよう、一つの連帯組織を結成するよう、我々を動かしているものがそれである。何故なら、そのような連帯がなくとも、父達は、その方面で忘れ難い大勝利を収めることが出来た。
彼等がイエスの3人の信徒を殺した二つの村は、良き実例になることだろう。これら3人が殺されて以来、村とその近くの場所で、これら宣教師にあえて従おうとする者は、一人もいなくなった。今日まで、村人がペテン師達に加わったという話も、村にイエスの信者が戻ったと云う話も聞いていない。
連盟或いは結社が後押しせずとも、このような方法で、これほどまでに大いなる成果を得られるのであれば、我々の結社が結成された暁には、どれほどの偉業と利益が得られることであろうか。
我々は、神の御心(悪魔の化身!愛)により、彼等を、一人残らず地上から駆逐しようではないか。このようにして、我々は彼等の頭目、あのペテン師の教えの危険を、回避出来るのである。
兄弟達よ、私は、あなた方に絶大なる信頼を寄せていなければ、このような秘密を明らかにすることはなかったであろう。
だが、共に果たした戦慄の誓いへの信仰(!!(-_-メ))に、私が全幅の信頼を寄せていることを、あなた方に明らかにしよう。
今日より、あなた方は、疑惑、恐怖、背信、不実を全て、心の中から一掃する。今日から我々が一つの魂、一つの心となるよう、この道においては、私があなた方の見本になる。
代わって、あなた方各自が、各会員にとっての見本にならねばならない。今は、大いなる成功の道を、厳粛に、怠り無く突き進む為、この正式な発足を共に喜ぼう。
兄弟達よ、今日まで記録され、今後記録されることになる全ての事柄の写しを所持することが、あなた方一人一人の義務である。
こうして、各自は、数は限られてはいても、息子を通して世代から世代へと伝えられる財産となる、我々の事績の歴史を持つことになる。
それは、時の経過とともに、ペテン師イエスの信者達が世に存在する限り、存続することであろう」
王が起立すると、他の8人もそれに倣って起立した。王は言った。
「さあ、笑顔と清い心をもって、祝杯を上げよ。特に、我等がブラザー・ヒラムに対して、祝杯を上げよ。大きな声でこの言葉を三唱せよ。
『我等が掟よ、永遠なれ! 我等が結社よ、永遠なれ! 時の終わりまで!』」
他の者たちはみな、声を合わせて称えた。
「国王陛下に栄えあれ!」
王は叫んだ。
「ユダヤ教よ、永遠なれ! ユダヤ民族よ、 永遠なれ!」
それから、王は言った。
「今日より6日後に、次の会議を召集する。その時まで、これまでの議事録を各自筆写し、自分の分を所持しておくように。私の分はヒラムが担当する」