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(回答先: いきなり天ちゃんって呼んで馴れ馴れしかったかな? でもどこか親しみを感じるんだよね、天ちゃんには。 投稿者 CCマーク 日時 2007 年 5 月 10 日 22:38:55)
>人間個人の単なる集合じゃない人類社会ってゆーのはどういう意味なんだろー?だってさー、人類社会ってゆー何か化け物がいるわけじゃなくて、結局は個々の人間が基本単位になっているだけだしさー。
その化け物が居るんじゃねえかってオイラ思ってんのさ。確かに基本単位は個々の人間かも知れねえが、その寄せ集めの集合ってやつが何か得体の知れねえもんになっちまうってえのはありふれた経験としてあんじゃねえかなあ。
たとえば、いじめの話でよく言われることに集団心理だの仲間意識ってえのがあるよな。一人だとオトナシイ兄ちゃんや姉ちゃんが仲間と居るとオカシクなっちまうってあれよ。その逆に、周りに順応できなくなって変になっちまった鬱状態ってえのもあるよなあ。
基本単位って言ったところで時空の中に存在する以上は時空の一部でもあるんだろうから単位物だけを眺めてたって本当んとこは見えてこねえんじゃねえかなあ。人類社会ってえのも個々の人間を内に含みつつ何か得体の知れねえもんとして存在してるような気がすんのさ。
>そういう天ちゃんは、薄っぺらで抽象的な個人だとゆーことなのかなぁー?
実はそうなのさ。
>で、天ちゃんは今の自分のそういう現状に不満があるってことかな?
当たり!
>で、その原因が社会っていう怪物のせいであって、その怪物をなんとかしてくれーってことなのかな?
そこはちょいと違うなあ。怪物の基本単位は個々の人間なんだから当然オイラもその一人よ。原因を作ってんのが怪物なのか基本単位なのかは難しいとこだろうねえ。
>でもさ、それって自らが、人間社会を個人の集合であると認めて、選択し、依存し、強化しちゃっているだけなんじゃないのかなぁーなんて思うんだよね。
そうかも知れねえが、だとすると気の持ちようで何とかなるってことだよな。さっきのいじめの例で言えば、そんな仲間に影響されねえように自分ってえもんをシッカリ持ちなってことになるんだろうし、鬱の例でも、周りなんか気にせずやりたいようにやれよってことなんだろうねえ。
そして、そんな個人が自由に生きていける社会を作ってくれたのが資本主義ってことだろうさ。そのことを否定しようってえつもりはねえんだよ。じゃあ何なんだってえことだが、要するにつまんねえのさ。そんな個人や自由ってもんがね。薄っぺらで抽象的な自分がね。
>そういう天ちゃんの人生の意味ってゆーのはなんなんだろーねー。消費することじゃなくて、供給することかな?(まっ、それも何かしらの消費を前提にしていることだろーけど・・・)
何なんだろうねえ。消費だの供給だのでねえことだけは確かだって気がするなあ。
>資本主義が進歩と逆行しているのかどーかは、やっぱりトータル的に考えなくちゃ、なんとも言えないのかなぁーとも思うよね。例えばさー、自分の欲求が自分の理想とは逆行しているからと言って、欲求をガマンする道と、欲求をやり尽くしてそれに飽きたり、絶望する道とがあった場合、結果的にはやり尽くして、それに見向きもしなくなった状態の方が、理想の状態に近かったなんてこともあるでしょ。
どっちかってえとそのやり尽くして見向きもしたくなくなっちまってるほうに近いかな。資本主義ってえやつもてえげえのこたあやり尽くしてやることが無くなっちまった状態に見えるんだよなあ。そうなると今度は破壊に向かうのが自然界の摂理ってやつかも知れねえ。資本の本性を指して「蓄積せよ蓄積せよ」と言ったのはマルクスらしいが、どうなんだろう、今じゃあ「破壊せよ破壊せよ」なんじゃねえかい。
そう言やあ「創造と破壊」なんてことを仰った経済学者も居たらしいが、創造抜きの破壊になっちまってるような気がすんだよなあ。そして、こいつがオメエさんの言う理想の状態に近いんだとすりゃあ、一方で破壊抜きの創造が始まってもいい頃ってことだよな。おいらの言いてえのが正にそれよ。盛りを過ぎちまった資本主義に代わるものが何か始まってもいいんじゃねえかなあ。