★阿修羅♪ > 雑談専用26 > 440.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: 合理的に考えて下さいね。 投稿者 考察者K 日時 2007 年 10 月 08 日 09:42:28)
> 最低賃金が上がれば「内需は拡大する」でしょうから、需要に応じて供給も拡大し、結果的には「雇用も拡大」するでしょう。
>
> しかし、外国人労働者は日本で生活もしますが「基本的には祖国に送金するために来ている」のですから、総合的には内需の伸びには貢献しません。
全然「ワーキング・プア」じゃないですか。それとも、外国人労働者は日本でも自国の物価で衣食住がまかなえるのでしょうか。
Kさんの言われている“祖国にお金を持ち帰る「外国人労働者」”というのは「最低賃金」で働いているような人々ではないのではありませんか?
そうであれば、Kさんの言う「外国人労働者」が法の「最低賃金」UPの障害になっているという論もまゆつばだし、そもそも法の「最低賃金」UPの障害になっているのは「外国人労働者」ではなく、日本の一般市民における雇用状況ではありませんか。
それを如何にも低賃金で働く「外国人労働者」が悪いというようにクローズアップさせるのが「合理的」で「公平」というのでしょうか。
> Kは「生産拠点」を海外の低賃金労働に依存すべきではない。と言う意見ですし、内需拡大重視の考え方だと主張していますので、これを繰り返されても困ります。
> Kが反対したって「企業は海外進出していく」のです。
書かないとおわかりになられないのでしょうか。
僕は日本企業の海外「生産拠点」のことだけを言っているのではありません。「市場に進出」と書いているように、その国の企業に影響するあらゆる商行為のことを言っています。
ところで、海外で日本人労働者が給料にKさんのいう「関税」をかけられている例というのはあるんでしょうか。
日本で「外国人労働者」の給料に「関税」などかければ、海外で“日本国籍の「外国人労働者」”に「関税を!」という運びになりませんか。こういうのを「公平」といいませんか?
そんな解決の仕方がよいとは僕には思えません。
日本は少子高齢化の時代にこれから入り、多くの働き手としての移民、また「外国人労働者」の受け入れは不可避との試算もあります。ですから、この問題についてはもちろん様々な議論が必要です。
しかし、現在の「ワーキングプア」の現象は、増えているとはいえその「外国人労働者」が原因の大半にはなっていないでしょう。
前にも書いたように、法の「最低賃金」とともに、ハケンを政府が大幅に緩和した結果、法律的に企業が正社員を雇わなくてもすむようになった、というのが最も大きな要素でしょう。ハケンと正社員の実質的な年収は1対2だとも言われています。
「外国人労働者」に「関税」をかけようが、受け入れを国として「拒否」しようが趨勢はそれほど変わらない、というのが現状ではありませんか。
そもそも、日本の至る所の至る職種で働けるほどの日本語ができる“祖国にお金を持ち帰る「外国人労働者」”がどれほどいるのでしょうか。
それより、“「外国人労働者」に罪をかぶせる”ことによって、政府、企業の現実の問題を隠蔽させることに協力するということにもなりませんか。