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(回答先: 相続税は0%か100%か 投稿者 最大多数の最大幸福 日時 2007 年 8 月 12 日 19:14:42)
>最大多数の最大幸福さん どうもです。
>【動物も植物も、本能的に子孫を重視します。子孫に資産を残すことができなくなれば、中高年になっても懸命に働く人の数は激減します。従って、相続税は100%ではなく、むしろ最大限に軽減し、0%を目指すことが肝要であります。】
に代表されるであろう考え方は成立します。
ただ、人は「子孫に資産を与えるために働くのではない」ですし「子孫に財産を残すのも、子孫の平穏無事の応援のためでしょう。」
「子孫への財産贈与のため自分の老後の暮らしが楽な国を捨てて、苦しい国に行けるか?」
と
「子孫には財産を残す」のと「良い社会制度を残す」のどちらが良いのか?と云う部分は「価値観の差」でしょうが、考察されるべきでしょう。
周りが全て敵で、隙あらば「寝首を掻こう」としている人の中で1億円持っているのと、周りの人はみんな優しく、貧乏でも「衣食住だけは確保されている生活」のはどちらが安心して生活できるのか?という事ですね。
Kの主観ですが「金の餓鬼」は「金を集めるのが趣味だから集めている」のであり、自分のステイタスを誇示しようとして「集めている」のであり、集めている時点では「子孫のため」なんて考えてはいないだろうと思っています。
コイン蒐集の人などは「子孫にコイン蒐集を継いでくれる人がいなくても蒐集する」でしょう。
「オタク」と言えば「聞こえが悪い」ですが、財産形成に憑かれている人は「一種のオタク」であり「人口比率の多いだけの趣味人」だろうと思っています。読書家とか映画好きと形態が違うだけで「好きだから貯め込んでいるだけ」と云う人が多いと思っています。
>【相続を事実上禁止(相続税を100%に)すれば、死ぬまでに持ち金を全部使い切ってしまい、景気浮揚にも効果があるとの考え方と思われます。】
この考えも、一見正しそうですが、誰も自分の死期など読みきれませんから、計算して使い切るのは不可能です。おそらくですが「死の直前でも、10年分くらいの蓄財を可能なら残している」でしょう。
現実問題として「財産がなくても国が最低限の生活保障・老後保障を行う」と「労働意欲は低下する」という人はいると思います。
しかし、「人より良い暮らしをしたい」という人もいるので「国の与えるアイテムの工夫」によって、労働意欲の維持向上は可能だろうと思います。
国のセーフティネットは「生存権の確保」だけですから、良い外車に乗るためには「稼ぐ」事が必要であり、美味い物を食べるには「努力が不可欠です。」
>【当該国家社会の発展は、資産家・高額所得者・高度科学技術者・智慧とアイディア豊富な人材が、どれ程多数喜んで住んで呉れるかにかかっています。有能人材が去ってしまった国家社会、豊富な資金と頑張る人が、離散した国家が発展することは絶対にありません。】
まあ、正しい見方ですが、相続税によって人生剰余金を清算されるから、「離散する」だろう。という一点が崩れれば「論として体を成しません」
「離散する」と云う確率は「工夫をしなければ増える」と予測されますが「ここは、工夫次第」です。極端に言えば「財政赤字を気にせずに使える政策予算がある」のですから、諸外国に比べ「いくらでも住みやすい環境は作れる」のです。
で、罠にかかって日本に来たら、退場する時は「非国民です。」
勝ったも同然ですよねぇ〜
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