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(回答先: Re: 相続税は0%か100%か>工夫次第ですねぇ〜 投稿者 考察者K 日時 2007 年 8 月 12 日 21:40:25)
見慣れない人のレスが付いたのですが、どうも、NHに過去の実績が見当たりません。
本来、レスにはレスをのKですが、正式な登録者でない人にレスをしてしまうと「処理に困る」と云う可能性もあるので、「独り言」のつもりです。
不労所得の税率を上げるのは「方向性として正しい」
しかし、不労所得にも色々ある。
その際たるものが「相続・贈与」である。
不労所得も「相続を含む不労所得」なのか?
それ以外の不労所得なのか?で全く「違う考察になる」のだが、「相続税の税率なんてものは意味をなさなくなる」とは思えない。
仮に意味をなさなくなるとすれば「相続を含む不労所得を一律100%課税」にした場合であろうが、これだと「贈与」は理論上は存在しないようになる。(AからBに贈与がされた時点で100%課税でBには一円も行かない)
預貯金・株式による利子・配当も「不労所得」で全く増えないので、究極的には「利用がなくなる」と云う事になる。
こうなると「結局は贈与の時くらいしかまとまった税金は発生しない」という事になるので「「相続税の税率なんてものは意味をなさなくなる」」ではなく「相続税のみが意味をなす」と言えるような状況になる可能性も高い。
不労所得が「本人の労働を伴わない、他人の労働のピンハネ」のような物と云うことなら、ここをいじって調整しても「税金の収入は頭打ち」になる事が予想される。
相続税清算制度では「国の総借金」=「国民の余剰資金(国債・預貯金等)」であり、人はいずれ死ぬので、最終的には「借金は消滅する」
実は、この場合の「国の総借金」は理論的には「国民の総資産の範囲内ではあるが、無制限(無限大)」である。
「無制限(無限大)の借金」を「頭打ちの収入」で埋めるのは不可能である。
つまり、不労所得への課税で「国の借金を埋める」のは基本的にはできない。
国民の総所得=労働所得+不労所得であり、どうしても、労働所得の部分が「収入不足の要因」として残る。
仮にGDPを500兆円として6000万人労働者の平均給与所得が500万円だと、労働所得は約300兆円、残りの200兆円の中の「企業留保分」とか様々な「不労所得以外の物を除いたら、いくら残るか?」
労働所得分300兆円が平均15%課税として45兆円
200兆円に平均30%課税をできれば60兆円
国家予算はほぼ80兆円(ただし、訳の分からん特別会計は除く)
単純計算で年間25兆円づつ財政赤字を減らせる。(45兆円+60兆円−80兆円)
国家財政赤字は約1000兆円、金利が2%ならば40年で元金返済できて、800兆円の利子分が残っている。(年間利息20兆円×40年)
元利金等返済で大雑把な計算であるが、ほとんど永久に「借金は返済できない」だろう。
しかし、相続時清算方式なら「確実に借金は消滅する」のである。
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