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(回答先: 一般競争入札を徹底するしかないと思います 投稿者 最大多数の最大幸福 日時 2007 年 7 月 25 日 14:07:39)
最大多数の最大幸福さん どうもです。
何か、狙ってケチ付けているようで気が引けるのですが、あえて、レスを付けさせていただきます。まあ、気を悪くしないで下さい。
前に【一番必要なのは、自分自身の意識改革でしょう。 考察者K】
http://www.asyura2.com/0510/idletalk16/msg/657.html
と云う投稿を行った事があります。
少し長いのですが、引用しておくと
>【最近、公共の機関の様々な請負契約などは「公開入札」が行われるが、それによって「見積もり的には安い、遠くの企業が落札する」と言うことが『多い』らしい。
例えばパソコンなどを導入する場合、地元業者と大型量販店では勝負にならないくらいの価格差で大型量販店が勝つだろうと思う。無料サポート期間は良いのだが、問題はその後である。「ちょっとした部品の交換だけで出張旅費が数万円」という事になる場合もあるのである。「地元の業者ならば10分で来て、あり合わせの代替え品で済むから、500円で良いや」で済む所なのに「隣の県の大型店から来るために、半日間も使用不能の上に出張旅費が数万円」という場合もあるのである。
隣町の激安の大型店舗に顧客が取られれば税収が落ち込むと知れば、役場等の公共機関では、色々な場面で「出来るだけ、町内の商店を利用して下さい」とお願いするだろうと思う。役場などの耐久消費財の購入も「出来るだけ、町内の商店から買おうとする」のだろうと思う。
問題は「この行為が官製談合」として悪に認定されるかどうか?なのだろうと思う。
その行為は「短期的には、税金を多く使用した」のだろうと思う。少なくとも「隣町の商店で購入すれば2〜3割安く済む」という部分がある。しかし、場合によっては「その行為が町内の商店を倒産させる事」になり「それによって、結果的に税金的にはマイナスになる」という事もあり、町全体が不景気になり、隣町に町村合併になる。という結果になる可能性もあるのである。】
と云うのが、Kの意見です。
これに対しては、色々な人との議論がありましたが、Kの考えは未だに変わっていません。
「公開入札」が良い。と云う面は確かに多く、10取引があれば8割くらいは「正解」でしょう。しかしが、常に「公開入札」の方が「良い」と考えるは危険なのだろうと考えています。
どうも、デジタル思考の二元論に陥っていると云う気がします。
【一般競争入札を徹底するしかないと思います】の徹底が「多角的視点と思考の幅」を失わせていると思います。
無論、出来うる限り「一般競争入札」をした方が良いのでしょうが、一方に決め付けてしまうのが問題もあるでしょう。
もっとも、例外を認めたら「結局は、是正がされない」という部分もあります。
この辺が難しい部分でもありますが
「犯罪の元を断つ」ために「大元を断つ」
と云う考え方は
「飲料水に毒が入る危険性がある」のを恐れて「水源を埋めてしまう」という考え方です。
毒で死ぬ人はいないでしょうが、水不足での死者がでるでしょう。
もちろん「無駄な歳出は減らす努力は必要」です。
しかし、「必要な歳出まで減らすのは逆に不必要」です。
緊縮財政では限界があるのです。
景気浮揚をするにはどうするのが良いのか?に視点を変える必要があるのでしょう。
不景気な時は「公務員が妬まれます」が、好景気な時は「哀れみを感じる」のでしょう。
そこを、どう捉えるか?
この点が思考の分かれ道でしょう。