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最近、国家破産という言葉が聞かれなくなってきた様な気がしていたが、どうも、Kの思い過ごしではなく、実際に国家破産の危機意識は希薄になってきたようである。
国家破産の危険性がある事を最初に公表したのは、「さきがけ」の党首、竹村正義氏が大蔵大臣になって実態を知った時である。当時の累積債務は約300兆円
その後、財政再建・銀行の不良債権処理などの手が打たれたのだが、政府の累積債務は膨らむ一方で、次に騒がれたのは2002年にネバダレポートが出された時
IMFの委員会が日本に警告を出した。
それは
1.公務員の総数・給料は、30%以上カット。およびボーナスは例外なく全てカット
2.公務員の退職金は一切認めない。
3.年金は一律30%以上カット。
4.国債の利払いは5〜10年間停止
5.消費税を20%へ
6.課税最低限を引き下げ、年収100万円以上から徴税する。
7.資産税を導入し、不動産に対しては公示価格の5%を課税
債権・社債については5〜10%の課税
株式については時価を正確に計算できないために、所得金額に対して1%課税
8.預金については30〜40%カットする。
と云う内容らしい
http://www.otasuke3.com/blog/archives/2005/11/2008_1.html
(参照)
しばらくして、マスコミなども騒ぎ出すが、竹村正義氏が騒いだのに、沈静化したのだから、それほど悪化はしていないと思えば、とんでもない。財政累積債務は3倍規模に膨れ上がっていた。
で一部には
http://www.h2.dion.ne.jp/~apo.2012/bookstand-default.html
のような意見もあるし
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/31495594
のような本も出ているが
『全体的にマスコミは、災いが過ぎ去ったごとくに沈静化している』
その一方で「愛国心」教育が盛んに叫ばれている。
戦後まもなくの昭和21年に「日本でも金融封鎖+デノミ」による国債の踏み倒しが行われている。
これは、徳政令の一種であるが、戦後復興の国益が全てに優るという愛国心の中で日本国民は涙を飲んで我慢した。
http://www.dainikaientai.co.jp/dkt/d/d405.html
あたりを参照して下さい。
マスコミの沈黙、愛国心教育、2008年問題(小渕総理の借金王政策時の国債の償還期到来問題)
ここに、奇妙な符号の一致がある。
ある日突然、貯金の払い下げは「一日10万円」に制限します。とか言われ、その少し後には1万円は100円くらいの価値になるデノミ政策が発表される。
それによって、1000兆円以上とも言われる政府累積債務は「10兆円」程度に圧縮される。
それを、しなければIMFの支配下に置かれると判断したなら、それを避けるために政府は決断するだろう。問題は時期である。
しかし、国民は涙を飲んだとしても、円という通貨を利用して稼いでいた外国為替市場の人達は引き下がらないだろう。日本の通貨は世界的な信用を喪失し、事実上、日本の通貨の価値はゼロになる。そうなると、食料の輸入に支障が出る。
国家破産を超えて、国家破滅がやってくるだろう。