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罰則によって真理を捻じ曲げ悦に入る権力者たち
http://www.asyura2.com/07/idletalk23/msg/529.html
投稿者 考察者K 日時 2007 年 5 月 03 日 07:47:45: JjkI8nWTpj0po
 

とりあえず、高野連が頑固である。
http://www.nhk.or.jp/news/2007/05/03/d20070502000145.html
「特待生制度を禁じているのは野球くらいだ」
とか
「時代に合っていない」
とかの批判を受けながら、権力を振りかざそうとしているのである。

「明文化した規則がある」から「罰する」という体質によって、野球部が廃止になり、現役の野球部員の夢を奪い、歴代野球部員の「歴史」を否定するという悲劇がおこり、先日Kは問題提起した。
http://www.asyura2.com/07/idletalk23/msg/401.html

ここには、日本の権力体質の問題の本質がある。
個人では受け止められない「連帯責任」と云う罰則によって「真理を捻じ曲げても権力を誇示し維持したい」という権力者の考え方が存在するのである。

それだけの罰を作りながらも「違反した高校が334校(最終発表ではない現在判明時点)」もあるのは、失政であり、責任を負うのは「高野連という行政組織」であろう。
しかし、権力側は罰を与えるだけ、強化するだけで、自らに責任が来ないように「制度を決定するだけ」でリスクのない支配をしようとするだけなのである。

世界レベルでのスポーツの祭典もあり、「参加する事に意義がある」と権力者は考えない。国威発揚ではないが「勝つ事こそが国益にかなう」くらいの事を誘導しながら、しかし、一方では「スポーツによる特待制という金銭的な優遇措置は白眼視する」のである。

全ては権力構造の主観と都合で「気分次第で決定される」のである。

「野球少年を金銭的な大人のエゴから保護したい」という高野連の説明には「盗人にも三分の理」ではないが、意味はあるだろう。
しかし、資本主義競争社会を否定しない上での高野連のやり方は「偽善」でしかない。

しかも、問題を起こした場合は「個人」だけではなく「関係者、先輩などの連帯責任」を問い、無理で守られないような規則を作った責任は取ろうとしないのである。

欧米文化と日本文化の悪い部分がぶつかり合い、権力構造の既得権保護体質の狭間で不利益を被るのは「野球をしている個人」だけ

システムが狂っている。

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