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最初に、少し過激な表題である事はお詫びしておきます。
少しでも多くの人に読んでいただくために、あえて過激な表題にしました。
ただ、過激であっても表題については自信もあります。表現はもう少し言い様はあるでしょうが、間違いではないと思っています。
ついに自民党は悲願である憲法改正に動き出しました。公明党がサポートしていますが、公明党は与党の義理を果たすためにサポートしているという事でしょう。
昨今、民主党も「改憲には反対しない」という態度であり、明確に反対しているのは「共産・社民」の弱小二党だけという現実を見て、国民も「今の憲法は変えた方が良いのかもしれない」と漠然と思っている人も多いのかもしれません。
でも、それは「Kに言わせれば、とんでもない間違い」です。
自民党の改憲が必要な論拠は、大まかに4点に集約され、その内3点が主張されています。
1点目が「敗戦国の際の押し付け憲法であり、国産(自主)憲法ではない」です。
この論拠は、既に崩れています。
【現行の日本国憲法は日本人が草案 兼好法師(2)】
http://www.asyura2.com/07/idletalk23/msg/104.html
を参照し、googleで「鈴木安蔵」で検索してみれば一目瞭然でしょう。現憲法は「日本人が考えた憲法」なのです。
2点目は「古い憲法であり、細部に手直しが必要(経年疲労がある)」です。
とりあえず、日本国憲法を読んでみてください。
http://www.houko.com/00/01/S21/000.HTM
どこかに「古さ」を感じるでしょうか?
日本国憲法というのは「国家権力の暴走を禁止し、国民主権を規定し、国民の権利と自由を保障する」という性質の最高法規なので、経年疲労はおこらない種類のものなのです。
「人を殺してはいけないよ」と云う理念は「何百年経過しても当たり前」でしょう。
理念を書いた憲法は「個別な対処法」を書いたものではありませんから、色あせる事はないのです。つまり「経年疲労がある」というのは詭弁であり、イメージによる誘導なのです。これ詐欺師の手法です。
では何故、こんな詭弁を使って「自民党は憲法を変えたいのでしょう?」
3点目は「戦争のできる普通の国」とも綿密に関係しますが、ここは後にして4点目に行く事にします。
4点目は「国家権力は国民の権利を縮小したいから」です。
これは、改憲賛成の論拠としては「主張」はされていません。まあ、主張できないでしょう。
「主権在民(国民主権)」から「主権国家権力」にしたいなどと言ったら「国民の理解は得られない」からです。
しかし、現憲法は「細部に渡って、国民の自由と権利を保障している」ので政府としては「非常にやりにくい」のです。
だから、長く与党にいる自民党は「国民を誤魔化してでも、憲法を変えたい」のです。
「国民主権、国民の自由と権利を保障して、国家権力の暴走に歯止めを掛けている日本国権法」の改正に賛成する国民はどうなのでしょう?
Kには「馬鹿」だろうと思われます。
3点目に戻ります。「戦争のできる普通の国」になるために改憲が必要という論拠です。
「自衛隊」「自衛隊イラク海外派兵」「防衛省昇格」
これらを、自民党は「憲法の枠内」という事で行ってきました。まあ、Kに言わせれば「憲法違反」ですが、自民党の意見では「憲法違反ではない」と云う事です。
ここにきて「違憲状態を解消したい」という事でしょうか?
それだったら「憲法の改正を先にしないで違憲状態にした罪を償う」必要があるでしょう。「自民党の議員さんは全員、刑務所で一定期間臭い飯を食べて罪を償ってから現憲法の問題を問う必要がある」と云う事です。
それとも「防衛省」までは合憲という事でしょうか?
まあ、確かに憲法が禁じているのは「国権の発動たる戦争と軍隊の所持」です。
議会で承認されていれば「国権」ではなく「国民」の承認によって存在しているとも言えば言えるでしょう。
しかし、そうなると「普通の国」というのは「侵略のできる国」ということでしょうか?
国民の皆さんは「他の国を侵略できる国」を選ぶでしょうか?
それとも「国家の判断で自由に徴兵できる国」でしょうか?
まあ、北朝鮮に火種はあります。自衛隊の人数だけでは非常に心細いのかもしれません。
国民の皆さんは「北朝鮮に戦争に行きたい」でしょうか?
自分の「お子さんを北朝鮮に行かせたい」でしょうか?
最後にもう一度書いておきます。
「憲法改正に賛成する国民は馬鹿である。」
どこか、違っていますか?