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(回答先: 「日本という地域」が将来にわたって「国として在り続ける」保証はあるのか。 投稿者 考察者K 日時 2007 年 3 月 20 日 06:04:59)
考察者K様 御返事頂きましてありがとうございます。
>ただ、可能性としては「国として在り続ける」可能性が一番高いだろうとは
思います。とのことですが、若し出来ましたらその「具体的根拠」を御示し頂ければ
幸いです。
「植木枝盛」に関する興味深い記事を見つけましたので、宜しければ御参照下さい。
【平成18年(2006年)12月25日(月曜日) 静岡新聞】
「主権在民」のルーツ 植木枝盛の核心に迫る
GHQ(連合国軍総司令部)は、日本国憲法の草案をわずか一週間で書き上げた。
それができたのは、のちに静岡大学文理学部長となる鈴木安蔵の起草した、憲法研究会案をお手本にしたからである。これについては、拙書『憲法「押し付け」論の幻』(講談社現代新書)で詳述した。
このほど静岡大学図書館にある鈴木の戦前の研究資料が、関係者の手で確認され、あらためてその内容が明らかになった。
資料の中で目をひくのは、「明治十一年松山における植木枝盛演説要綱覚書集(手書き写し)」と「植木枝盛研究資料@思業A演説要綱B枝盛日記(手書き写し)」である。
(中間略)
処女作『憲法の歴史的研究』(昭和八年)の発刊以来、明治憲法成立史研究に専念してきた鈴木の前に立ちふさがったのは、起草者不明の謎の国憲案『日本国国憲案』であった。それは、豊富な法律上の留保のない無制限の自由権や拷問・死刑の廃止を規定して、人権保障が手厚く、普通選挙志向を示しながら一院制、連邦制、抵抗権、革命権をも規定し、きわめて急進的な案となっていた。鈴木の土佐行きは、その起草者確定の調査であった。
高知県立図書館で植木文書、片岡健吉文書などを調査したここで植木枝盛「日本国憲法」(草稿本)を発見し、これと「日本国国憲案」(清書本)の特徴が一致することから、謎の国憲案の起草者は、植木であると断定するにいたるのである。
この草稿本では、「日本国の最上権は日本全民に属す」と規定されていた。憲法研究会案では、「日本国ノ統治権ハ日本国民ヨリ発ス」と規定され、GHQ第一次案では、「日本国の主権は日本国民にある」と規定されている。GHQ関係者は、天皇の章を規定するにあたり、特に憲法研究会案を参考にしたと回顧している。
そもそもアメリカ合衆国憲法には、国民主権の宣言規定はないのだ。日本国憲法の国民主権の起源は、植木案草稿本にあるといえる。
(後略)
宜しければ御意見を頂ければ幸いです。
宜しくお願い申し上げます。