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ポピュリズムの意味
私が、定義している政治的ポピュリズムとは、
「複雑に錯綜する問題」に、「単純な解決策」を示し、大衆を、ある政党への支持、投票行動に誘導し、自らの政治的、「個人的」野望満たすために用いる、政治手法、どちらかとネガテイブなものです。
(調べてみると、必ずしもネガテイブな意味だけでないようです)
百人百様(学者)の使い方があるようなので、われわれの解釈も混乱があるのだと思います。そして、一冊の本がかけるくらいのテーマです。
アメリカ人が考えているポピュリズムと、ヒットラーを経験した、ヨーロッパ、特にドイツ、オーストリアにおける巷間における意味でのポピュリズムはおなじではない、ようだ。だから、われわれの理解の混乱にさらに、拍車をかけるのだともいます。
ウィキペディア辞典のドイツ語版の解説がこの語句の理解の助けになるとおもったので、第一章定義、第一項(巷間で使われるいみでのポピュリズム)を訳してみました。
http://de.wikipedia.org/wiki/Populismus
ちなみに
第一章 定義群
第二章 左翼右翼的ポピュリズム
第三章 戦略としてのポピュリズム
第四章 ポピュリズムとメディア
第五章 アメリカにおけるポピュリズム
第六章 作用メカニズム
蛇足ですが、ウィキペディア辞典(日本語版)の定義は誤解を招く部分が多い。
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第一章定義、第一項 巷間で使われる意味でののポピュリズム
ドーデン(日本の広辞苑に相当)によれば大衆の人気を博することを試みる、日和見主義的な政治とある。
一般的なこの言葉の、よく使われる使用法として、特定の政党、個々の政治家、に対して非難の形において、である。
特にヨーロッパにおいては、この語句は、(ポピュリストと呼ばれている政治家の)政治目的実現、大衆操作および支配にたいする批判の「スローガン」として使用されている。
反ポピュリスト達のポピュリスト達への非難は、
投票を獲得したいがための、空(約束)および、非現実的な約束、そして、個人的な権力野心、その国の政治的な将来への責任感の不足、政治目的への持続性の欠如、現在ある問題への解決策の欠如をあげる。
ポピュリスト政治家は、それに反し大概は、
エリート政治に対する自分達の市民(庶民)への身近さの強調、自分達の反対派に対しては、政治的盲目性、非民主主義的な手続 そして、Partikularinteressen (意味不明、誤植) たぶん、政党利益への被拘束性を非難する。
ドイツ、オーストリアにおいて、ポピュリズムに対する非難は、国家社会主義の関連から、普通の国民感情の点において、他の多くの国よい重いものがある。
しかしながら、民主主義制度において、主要な政治的な勢力は国民の支持を求め、そのために、マスメディアが(おおきな)役割を果たすので、
普通の民主主義的な選挙運動は、多くの点に関して、ポピュリズムと批判されるものと違いを見出すことはできない。
アメリカにおいて、とりわけ国政選挙において「ポピュラー」な主張、公約の立場を取り、それにふさわしい行動がそれぞれの政党によって求められている。
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Der Duden (21. Auflage) erklärt den Begriff als opportunistische Politik, die die Gunst der Massen zu gewinnen sucht. In der Umgangssprache ist dies ein häufiger Vorwurf an bestimmte Parteien und einzelne Politiker. Besonders in Europa verwenden ihre politischen Gegner den Ausdruck als Kampfbegriff (Schlagwort), um eine Manipulation und Instrumentalisierung der Bevölkerung für eigene Zwecke zu kritisieren.[1] Sie werfen ihnen vor, mit leeren oder unrealistischen Versprechungen Wählerstimmen gewinnen zu wollen, und sagen ihnen dabei oft persönliches Machtstreben, mangelnde Verantwortung für die politische Zukunft des Landes, fehlende Nachhaltigkeit der politischen Ziele und fehlende Lösungen für aktuelle Probleme nach.
Als Populisten bezeichnete Politiker betonen dagegen in der Regel ihre „Bürgernähe“ im Gegensatz zur „etablierten“ Politik, werfen ihren Gegnern vor, problemblind zu sein, undemokratisch vorzugehen und elitären Partikularinteressen verpflichtet zu sein.
Der Vorwurf des Populismus wiegt in Deutschland und Österreich wegen der Berufung des Nationalsozialismus auf das „gesunde Volksempfinden“ schwerer als in vielen anderen Staaten. Da in Demokratien jedoch alle relevanten politischen Kräfte um Bevölkerungszustimmung werben und sich dazu der Massenmedien bedienen, ist gewöhnliche demokratische Wahlwerbung vielfach nicht von dem, was als Populismus kritisiert wird, zu unterscheiden. In den USA etwa wird von den Parteien geradezu erwartet, sich – besonders in nationalen Wahlkämpfen – mit „populären“ Forderungen zu positionieren und entsprechend zu verhalten.