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ソウル──韓国大統領選の投票が19日に始まった。優位に立っている保守系野党ハンナラ党の李明博(イ・ミョンバク)前ソウル市長は、株価操作疑惑を指摘されたものの、他の有力候補2人に対する支持が伸び悩んだため、当選が確実視されている。
韓国の国会は17日、李明博氏の疑惑解明を目的とする特別検察官任命法案を賛成多数で可決。与党系・大統合民主新党の鄭東泳(チョン・ドンヨン)元統一相は、李明博氏の疑惑に関する映像を公開し、「李明博氏への投票はうそに投票するのと同じ」などと主張した。
李明博氏は繰り返し疑惑を否定し、検察も同氏が株価操作と無関係とする捜査結果を発表。ただ、同氏は過去に「誤った発表」を行ったことを認めた。
廃棄物収集を経て大学に入学し、企業トップに上り詰めた後、さらに政治家に転身した李明博氏は「ブルドーザー」の異名を取る。鄭東泳氏はテレビのニュースキャスターから政界入り。また、無所属の李会昌(イ・フェチャン)元ハンナラ党総裁は、有力候補3人のうち最も保守的とされる。
増税を実施し、失業率上昇や不動産価格高騰を招いた盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の経済政策に対する不満が広がるなか、企業経営に携わった経験を持つ李明博氏に対する有権者の期待は高い。北朝鮮政策は誰が大統領になっても大差ないとの見方が優勢のため、今回の選挙戦では大きな争点になっていない。
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200712190004.html