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(回答先: 【韓国大統領選】疑惑あるも李明博氏優位 − CNN (投票が始まった) 投稿者 kaname 日時 2007 年 12 月 19 日 14:08:26)
今日は第17代大統領選挙の投票日だ。これまで1年余りに及んだ選挙戦は昨夜で終わりを迎えた。
今回の選挙運動はこれまで以上にネガティブ・キャンペーンに終始した。投票会場に向かう人々が、いずれの候補の政策も一つとしてまともに思い出せなくてもおかしくない状況だ。一方で地域主義の雰囲気が過去に比べて影を潜め、金権政治や接待選挙といった声がほとんど聞かれなくなったことは、今回の選挙の成果といえるかも知れない。
ハンナラ党の李明博(イ・ミョンバク)候補の最後の訴えは「経済を立て直し、一流先進国をつくろう」というものだった。また大統合民主新党の鄭東泳(チョン・ドンヨン)候補は「統合の政府をつくり、国の新たな夜明けを切り開く」とした。無所属の李会昌(イ・フェチャン)候補は「国を立て直す」と語った。創造韓国党の文国現(ムン・グクヒョン)候補は「真の経済大統領としての適任者」を自任し、民主労働党の権永吉(クォン・ヨンギル)候補は「民主労働党を支持することで、未来に投資しよう」と呼び掛けた。そして民主党の李仁済(イ・インジェ)候補は「庶民のための中道改革路線」を強調した。
昨日までの選挙戦は各候補のための舞台だったといえるが、今日こそは国民が主役になる日だ。舞台の上には激しい選挙戦の傷跡が残っているが、国民は大韓民国を前進させるための選択を行わなければならない。
韓国は国内総生産(GDP)が世界第13位の国で、人口も5000万人を超えた。また韓国は先進国の仲間入りを目前にした数年に及ぶ足踏み状態を脱しなければならない国で、北朝鮮の核の脅威にさらされながらも、平和を追求していかなければならない国だ。この国の未来は、5000万人の国民、特に3767万人の有権者に懸かっている。有権者一人一人の力が、大韓民国を前進させるための原動力となるのだ。選挙を棄権するのは、そうした可能性を放棄するのと同じことだ。
今晩、日付が変わる前までには当選者が確定する。結果が出れば、有権者の間に喜びや失望、安堵(あんど)や落胆が交錯することだろう。しかしもはや大韓民国は大統領選挙の勝者がすべてを決定できるような国ではない。勝者による独善が国をどれほど傷つけるか、国民は過去5年間にいやというほど思い知らされたはずだ。誰が勝者となろうとも、今日の結果を国の分裂の火種ではなく、統合と協調の出発点としなければならないのだ。
http://www.chosunonline.com/article/20071219000055