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レバノン産業相暗殺 反・親シリア派の対立確実
【カイロ=村上大介】レバノンからの報道によると、反シリア派として知られたピエール・ジュマイエル産業相(34)の車列が21日、ベイルート郊外で何者かに銃撃され、産業相は病院に運ばれたが死亡した。
産業相は、レバノン内戦中の1980年代に大統領を務めたアミン・ジュマイエル氏の息子で、政治的名家の生まれ。祖父はキリスト教マロン派右派「ファランヘ党」を創設、叔父のバシール・ジュマイエル元大統領は1982年、イスラエルと平和条約を結ぼうとして暗殺された。
昨年2月に暗殺されたハリリ元首相の息子で、反シリア派のサアド・ハリリ氏は事件直後に「シリアの仕業」と非難した。が、犯人の背景や動機は明らかではない。
イスラム教シーア派組織ヒズボラや一部キリスト教徒の親シリア勢力は、反シリアのシニオラ首相に「挙国一致内閣」樹立を要求。今月中旬、親シリア派の閣僚6人が辞任し、ヒズボラ指導者のナスララ師は19日、シニオラ政権打倒を目指し、大衆行動を起こすよう呼びかけていた。犯人が何者であれ、反シリア、親シリア両派の間の緊張がさらに高まることは確実だ。
(産経新聞) - 11月22日8時0分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061122-00000006-san-int