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(回答先: アメリカは野蛮国(2):事実はパロディをも越えている 投稿者 いかりや爆 日時 2006 年 10 月 29 日 11:17:57)
前回は ”「事実は、小説よりも奇なり」と言うが、「事実はパロディを越えている」”で結んだ。
そのカーチス・ルメイ将軍について、もう少し書いておく。
彼の卓越した空爆技術の一つは、空爆を実行するまえに、一度警戒警報を出させるような飛行経
路をたどる、それから空爆域からいったん外に出るというものである。すると警戒警報、「解除」のサ
イレンが鳴り響く、それを聞いて住民は、安堵して避難場所(防空壕)から、外に出たり自宅に戻る。
その頃合を見はかり、いきなり旋廻して、猛爆を開始するのである。
私は地方都市での体験だが当時10才、深夜の空襲だった。最初、警戒警報ノサイレンが鳴る、
次いで空襲警報のサイレンガ鳴り、家族で近所の共同防空壕へ退避した。まもなく警戒警報「解除」
のサイレンが鳴り、皆安堵して自宅に戻り寝巻きに着替えて床についた。そこへいきなり雷鳴がと
どろくうような轟音がして、火の手があがった。警戒警報も空襲警報のサイレンもなかった。
防空壕方向にはすでに火の手があがり、防空壕には逃げこめなかった。家族はちりじりになって
逃げた。その時、私は左足に焼夷弾の飛まつで火傷を負った。無論、足の傷痕はいまも記憶ととも
に残っている。
近所の知人のなかには、姉弟が背中全体に大火傷を負った。当時はまともな薬もなかったので、
完治するのに時間を要し、病院に収容されていながら、背中には、うじがわいた。
ルメイの卑劣な空爆のやりかたで、本来なら死なずに済んだ人々の多くが犠牲になったはずで
ある。無論、私の知人もルメイの野蛮な空爆詐術がなかったなら、長い間重度の火傷に苦しむこと
もなかったかもしれない。
戦前、兵士達は「鬼畜米英」として憎しみを徹底的に叩き込まれて、戦場に向かった。「憎しみが
なければ、相手(敵)に銃口は向けられない」と聞いたことがある。
カーチス・ルメイは、鬼畜米兵の見本のような男、戦争犯罪に問われてしかるべきそんな男に勲章
とは、・・・靖国の英霊たちの怨霊は浮かばれない。そのルメイに、勲章を贈ることを強く主張したの
が、なんと当時防衛庁長官をしていた小泉純也だった。その息子小泉純一郎は、退陣する直前の8
月15日靖国参拝を敢行した。
彼は昭和史に無知蒙昧なのだろうか。日本人は、戦争のときは「鬼畜米英」と言い、戦争に負けた
ら、アメリカの言いなりになるいい加減さ。そんなことも彼は理解している風にはみえない。
国民にろくに説明することもなくアメリカの要請に従って、自衛隊を海外(イラク)に派遣した。その男
が、靖国慰霊の参拝するってか?
それだけではないだろう?アメリカがイラク戦争を始めたら、為替介入という偽装工作をして35兆円と
いう巨大な金が米国債に化けたではないか。
彼に靖国参拝の資格なし、政治的パフォーマンスは英霊への冒涜だろう。
政治家たちよ、慰霊参拝と主張するが、口先だけだろう?選挙のときの票をあてにしている卑しい参
拝であることを知っているぞ。
広島の原爆記念碑に刻まれた自責の言葉と言い、ルメイへの勲章授与と言い 「日本人はお人
よし?」なのか、愚かなのか・・・国民のレベル以上の政治を期待するのは無理と諦めるしかないか。
余談だが、先日の予算委員会の質疑で、先の大戦の戦争認識問題の質疑が交わされていた、
相変わらずの無意味な謝罪問題で少々ウンザリした。安倍総理は官房長官時代では、いわゆる
過去の反省と謝罪を旨とする「村山談話」に懐疑的発言だったが。今回は「私も政府の首相なので
当然、同じ考えだ」と答えている。
これを聞いて、謝罪文化大国ニッポン、マッド・アマノさんの「謝ったふりして ベロを出す」を思い
出した。
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