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(回答先: アメリカは野蛮国(6):従米国家創り・・・ 投稿者 いかりや爆 日時 2006 年 10 月 29 日 11:36:01)
ブッシュの中東和平構想の「ロードマップ」は、2005年までに完成するはずだった。
だが2006年の終わりも近くなった今、この「ロードマップ」の「ロの字」も表に出なくなった。
イラクそのものが泥沼化して、頓挫しているからだ。イスラエルとのパレスチナ紛争も、ヒズボラと
いう新たな強敵が出現した。とてもじゃないが、和平構想どころじゃなくなった。
そればかりか、アメリカの傀儡政権のつもりだったイラク政権は、アメリカ向けの顔をしているが、
実はいつの間にか中身は、イランの傀儡に変身を遂げることだって大いにあり得る・・・アメリカが
最も嫌悪するイラン、こんなことなら、フセインのほうがまだましだった?
人の心を無視した反省なき野蛮人のやり方、「力」で平和が築けると思うこと自体が笑止千万で
あった。
人類最古の文明発祥の地(メソポタミア)に爆弾の嵐、古代文明に対する畏敬の念がないのは、
歴史観に乏しいアメリカ人ならではの、浅はかな発想だろう。ブッシュさんよ、少しは心が痛みませ
んか。
最近のインターネット情報だが、『アメリカ精神医学ジャーナル』の10月号に、イラクから帰還した
兵士の多数が、心的外傷ストレス障害(PTSD)に悩まされているとの調査結果が発表された。大
儀なくして、無垢の民衆に銃口を向けざるを得ない米兵士に、ストレス障害が起きるのは、人間と
してむしろ当然である。人が人を殺すには、殺さねばならない大儀が必要だ。でなければ、犯罪行
為に堕すことになる。
祖国アメリカのためにイラク人を殺す? 「自由と民主主義」のためにイラク人を殺す?
「人権と正義」のためにイラク人を殺す?
イラクの現状は、敵と撃ち合う戦場ではない。民衆のなかに潜むテロ?(普通の民間人?)を
殺すのだ。人を殺すのに無神経でいられるはずがない。深刻な心の葛藤を惹き起こして、人格障
害になる。現場の兵士たちも被害者であることは、洋の東西、古今を問わず・・・。
多少でも救いがあるとすれば、アメリカの国民もようやく、ブッシュの壮大なるペテンに気づきはじ
めたことではないだろうか。10日後に迫った、アメリカの中間選挙、ブッシュ率いる共和党が窮地
に陥ることは間違いなさそうだ。ブッシュの壮大なるペテンを陰で支えた、これまた壮大なる貢ぎ君
役を演じた役者がいる。自国民の働けど働けど暮らし楽にならざるワーキング・プアーを生みだした
ことなど俺の知ったことじゃない?今頃は、オペラでも鑑賞している?・・・。
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