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(回答先: 性急に財政赤字を減らそうと考えるから、”財政破綻”状態に見えるだけ 投稿者 最大多数の最大幸福 日時 2006 年 12 月 31 日 18:05:42)
>最大多数の最大幸福さん どうもです。
1000兆円の2%というのは20兆円です。
これは「20兆円分の本来国民が受けられる福祉サービスが受けられない」と云うことです。
http://www.mof.go.jp/jouhou/syukei/h19/h180908.htm
を見ていただくと分かるはずですが、国家予算の一般会計分は約80兆円ですから、実に国家予算の4分の3が「金利」として「一部の資産家に支払われる事」になり、本来「福祉等で国民に還元されず」に「金持ちの資産として蓄えられてしまう」のです。
これは、出来るだけ速やかに解消すべきではないでしょうか?
>【わたしは、森永氏も言っているとおり、金利が2%として、名目GDP成長率が2%以上であれば、除々にではあるが、財政赤字は減っていくものだと思っている。これは詭弁だろうか?】
Kは詭弁に近いと思っています。
なぜなら、GDPは2005年で540兆円程度であり、仮に2%の成長であっても「赤字公債の金利より低い」のですから、単純計算で1%づつ借金が増えるという計算になります。
しかも、これは、プライマリーバランスが均衡していてです。
現実には今なお、単年度予算は赤字でしょう。
しかも、GDPの成長が今後も継続するか、継続するにしても2%が達成できるか?
少子高齢化により、今後はGDPは落ちていくと考えるのが普通でしょう。
また、今後の赤字公債の利払いが「どうなるのか?」も分かりません。
仮に、証券投資の方が利率が良いと判断されれば「国債のサイクルを維持するためには国債の金利を証券投資並みに引き上げる事も考えなければなりません」
1%の利上げでも10兆円の予算が必要になってしまいます。
現実には2〜3年先の事は予測が困難でしょう。
それを「100年計画」などと言っていては「何が起こるか分かりません」
その間「国民は本来受けられる福祉サービスが受けられない」のです。
可能かどうかは別にして「出来るだけ速やかに解消」するのが、当然の方向だろうと思います。
森永卓郎さんの意見は間違ってはいませんが「少なくとも、累積債務がGDPより少なく、成長率による増加が公債の金利を上回っていなければ、意味がないのです。」
>【同じ100万円の借金であっても、年収300万円の人と年収1億円の人とでは、その比重は違っている。たとえ借金の返済が進まなくても、年収が増えていけば、借金の苦しさは低減するというわけだ。】
と書いているように問題は「比重」でしょう。
年収800万の人が1億円の借金を背負って、年収1億円の人の100万円の借金と同じ比重ではないでしょう。
>【国家は、長期間存続していくものなのだから、利子が利子を呼ぶ雪だるま式のような状態にならない限りは、まったく問題ないと思いますよ。】
GDPの成長率を換算した金額より、単年度の赤字の方が巨大なのですよ。
仮に「赤字公債の利子が、税収の総収入を超えれば、後は、雪だるま式で膨らむしかない」でしょう。