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(回答先: 財政破綻する筈がないとは言い切れません。 投稿者 考察者K 日時 2006 年 12 月 29 日 21:05:43)
Kさん、どうもです。
>>【外貨建ての借金がなくて、経常収支黒字の国家が、財政破綻する筈がない】
>これは、経済論理的には妥当だろうと思います。
この点は、ご理解されているようなので、安心しました。
>でも『貿易が経常収支で黒字で、長期的に好景気の国で、生活貧困層の人が増えたり、
>財政累積赤字が増え続ける事』が既に異常なのです。
税制の大きな役割のひとつである、所得の再分配機能が、うまく働いていないのでしょうね。
低・中所得者減税+高額所得者増税を行なって、是正すべきところを、全く逆のことを
やっているのですから、これから、さらに”異常”状態が進むかもしれません。
>例えば、内閣総理大臣が経済学が分からない人がなって、「これは駄目だ」と強権を発動すれば
>「国家破産させられる」でしょう。
そこまで、極論を言われると、反論のしようがありません(笑)
”論理的には”国家破産は、あり得ない。と、繰り返すしかありません。
>「危険を感じた金持ちが、貿易経常収支の黒字より多く、海外に脱出しだせば、
>あっしら理論は崩れ去ってしまいます。」
金持ちがいくら金融資産を海外に脱出させても、その金持ちが日本に住み、日本で納税して
いれば、全く問題ありません。居住地まで移されれば、日本で徴税できなくなりますが、
そこまで出来る金持ちの数は、たかが知れたものでしょう。
>仮に「理論は正しい」としても「不安感が払拭されなければ、理論通りには行かない」
>と云う可能性は残るでしょう。
「正しい理論」に基づいた政策が実行されていないから、「不安感が払拭されない」のです。
誤った政策をやめれば、不安そのものが解消されていくと思います。
あと不必要に財政危機を煽り、中間所得層以下に対して増税になるような策ばかり議論するのも
やめるべきです。これこそが、「不安感」の源なのだから。
>しかし、無制限の円の増刷が「世界社会において是認されるか?」も微妙でしょう。
>多分ですが、あまりにも増刷されれば「円の価値は暴落する」と云う気がします。
「世界社会において是認されるか?」というのも、日本国債の買い手が民間にいなくなれば
日銀が引き受けるしかないわけで、是認されようが、されなかろうが、そうなるわけです。
円の価値が下がる可能性については、否定しません。
でも、それは、国家破産とは、全く別の問題です。