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(回答先: うむ、今回は何を言いたいのかさっぱりわかりません。詳しい解説をお願いします。 投稿者 竹中半兵衛 日時 2006 年 12 月 08 日 08:06:21)
>竹中半兵衛さん どうもです。
>【詳しい解説】との事ですが
「不言実行は美学」という「支配派層に都合の良い様な美学を考え直そう」と云うことですから、これ以上の解説は困難だと考えています。
しかし、それでも解説を試みれば「グダグダ言わずに、黙って働け!」と云う考えの方が多数派という日本の状況があり「愚痴は見苦しい」ものとの認識を持っている人が多いのではないか?との問題提起です。
サービス残業の実態とか、労働者の賃金に依存する「安売り競争」などを分析すると、そこには「表面化しない労働者の不利益が埋もれています。」
その原因の主たるものは「支配派階級の悪意に起因しています。」
しかし、その反面で「労働者達も、その理不尽を是正する努力をしない。」具体的に言えば「反論せずに、黙って従っている」という部分がある。
黙っていて「支配階級の善意」を待つのでは、問題は永遠に解決しません。それどころか支配階級は「文句が無いのは、まだまだ余裕があるからだ」と考えて、益々頭に乗って「長時間過密労働を課してくる」くらいのものでしょう。
多くの人が「誰かが理不尽を改善してくれるのを期待しながら、自分では、従来のやり方を壊そうとはしない」のだろうとKは分析しています。
酒の席では「上役の批判をしていたサラリーマン」が、職場で「上役に文句を言っている職員がいれば、バカだと考え、表立って応援はしないが、それでも、心の片隅で同意し、改善は願っている」
多くの労働者が「自分にリスクが発生しないで、しかし、改善を願っている、労働条件」の話です。
竹中さんが「全く分からない」のだとすると、労働者階級ではないのかな?
>【復党ば果たした郵政民営化反対の議員たつのこつか】
全く関係ないとは言い切れないかもしれませんが、別の問題でしょう。
ここは「声を出した人がバカを見た」という実例ではありますが、労働条件という「自分の声」ではなく、他人(郵政もしくは郵政の利用者)の声の代弁によるものです。
要は「あなたの不満は、あなたにしか分からないのだから、誰かに代弁を望み、誰かが改善してくれると云う他力本願はやめ、自分で改善の努力をしようよ」との「不満を持っている労働者への呼びかけ」が今回の投稿です。
それを、出来る人が多くなれば、悪がし難くなります。悪と言うのは支配階級の「不当な労働者への扱い」です。
一方、労働組合という代言機関があります。ここは政治権力と結びつき、「労働者の代言をする機関」から「政党の勢力拡大に労働者を利用する機関」に成り果てています。
ボトムアップではなくトップダウンになっているのです。
労働貴族というブルジョアジーを労働者が育ててしまっています。
更に、実際に不満を言って行動して勝ち取った「労働者の権利」は、自分では声を出さずに「リスクを回避して、黙っていた労働者にも与えられます。」
この段階で「苦労した労働者」と「協力しなかった労働者」に溝ができます。
支配階級への反抗は「失敗するリスク」と「顔を覚えられて、ブラックリストに載るリスク」があるのですが、そのリスクを負うことなく、不満点が改善されるのが一番、楽で良い訳です。
しかし、みんなが「何も言わなければ改善しないわけで、誰かが泥をかぶって、前に進むのです」が、誰も泥をかぶりたくはないのが当然です。
泥をかぶった者にすれば、泥をかぶった俺と、泥をかぶらなかった者が、公平では、公平ではないと感じるのです。
革命の場合は「この辺の心理から、革命が成功した場合でも、一般労働者は楽にはならず、楽になるのは革命に参加した者だけになり、彼らに特権が生まれます」
つまり、他人依存ではなく、自らの不満は自らが声を上げなければ駄目で、愚痴は必要だと言う事です。