★阿修羅♪ > 戦争78 > 392.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
原油産出量が頭打ちとなり横ばいや減少に転じる「石油ピーク」を迎えた
産油国が相次いでいる。 00 年以降に少なくとも 11 カ国を数える。 80
年代以降、新規油田の発見が急減し、採掘可能な埋蔵量が減少したためだ。
世界の石油開発業界では「地球全体の石油ピークが近い」との説が強まっ
ている。石油消費を巡っては、地球温暖化の原因とされる温室効果ガスを
抑えるための消費抑制の国際取り組みが始まるが、資源面からの制約も強
まる可能性がある。
資源問題の研究者や米コンサルタント会社などのまとめによると、 00 年
以降は北海油田をもつ英国とノルウェー、オマーン、コロンビア、パキス
タン、コンゴ共和国、オーストラリアの 7 カ国が減少局面に入った。その
ほか横ばいになった国も、大慶、勝利両油田が減退期を迎えた中国、メキシ
コなど少なくとも 4 カ国ある。
国際エネルギー機関( IEA )の分析では、 60 年代以降、新規油田の発見
による埋蔵量の増加ペースが鈍り、ここ 20 年間は生産量が埋蔵量の増加を
上回る状態だ。
地域別では欧州と、中東を除くアジアがすでに生産能力の減少期に入った。
旧ソ連諸国や、新規油田を抱える西アフリカ、南米諸国はまだ余裕がある。
ただこれらの国でも今後、他地域の供給減分を穴埋めするため生産増に拍車
がかかり、 10 年以内にはピークを迎えるとの見方がでている。
この結果、世界の埋蔵量の 3 分の 2 を占める中東への依存が一段と高まる
見通しだ。ただ中東の大規模油田には生産開始から 50 年以上経過している
ものも多く、生産能力の大幅拡大は難しい、というのが石油資源の研究者ら
の一般的な見解だ。
一方で、中国など新興市場の石油需要は今後も急速に膨らむ見通し。業界に
は「現存油田を従来の採掘技術で生産するだけなら、 15 年後には需要の半
分が賄い切れなくなる」(欧州の石油メジャー幹部)との懸念も出ている。
IEA によると、 2030 年の全需要を賄うには、新規油田の発見や採掘技術の
向上などに総額 3 兆ドル規模の投資が必要という。
以下ピークオイルに関連する私の投稿です。
ピークオイルと人類の運命
http://asyura2.com/0601/war77/msg/926.html
ピークオイルの後は「終りの無いオイルショック」それは世界経済の終りの始まり
http://asyura2.com/0601/war77/msg/967.html
ビルトッテン氏より「ロシアはピークオイルがシオニストの嘘だと証明した」への
コメント頂きました。
http://asyura2.com/0601/war77/msg/991.html
「2050年は江戸時代」石川英輔著(2010年ピークオイル⇒終りの無いオイルショッ
ク⇒世界経済崩壊⇒世界恐慌⇒日本食糧危
http://asyura2.com/0601/war78/msg/106.html
世界の最後の審判の日はまもなく来るのである。この日に備えない国は激烈な苦し
みを覚えることになるだろう 2001, Ant
http://asyura2.com/0601/war78/msg/108.html
ピークオイル。日本と世界の関心度
http://asyura2.com/0601/war78/msg/158.html
地球温暖化 溶ける富士山 ピークオイルは天恵か?!
http://asyura2.com/0601/war78/msg/280.html
日本人はバカなのか? 理解できないピークオイルの危機、エネルギーの質
http://asyura2.com/0601/war78/msg/337.html
IEAはピークオイルを認めています
http://asyura2.com/0601/war78/msg/340.html
「ピークオイルは実は天の恵です」ビル・トッテン氏コメント和訳
http://asyura2.com/0601/war78/msg/378.html