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どこまで中立性を保てるか、かつ受容性が問われているのだと思います。
http://www.asyura2.com/0601/idletalk20/msg/279.html
投稿者 如往 日時 2006 年 9 月 30 日 06:10:26: yYpAQC0AqSUqI
 

(回答先: 大切なのは中庸ですよね。 投稿者 偽の友をあばけ 日時 2006 年 9 月 30 日 01:51:58)


 偽の友をあばけさん、レスを有り難うございます。


 >今のエスペラント運動は、お高くとまっていて大衆と遊離してるように思います。
 >しかし、いつでもどこでもなんとなく今のエスペラント運動は 憎めない奴だと思わせれる努力が足りないと思うのです。

 偽の友をあばけさんのエスペラント(学)会にたいする想いには愛憎が錯綜したものが潜んでいることが判りました。と同時に、エスペラントのことに触れながら何故偽の友をあばけさんが(学)会自体について言及されなかったのか、私が懐いていた疑問が解けたような気がしました。

 >世の中にはおカタい人しかいない墓場の様な世界にわたしは住みたくありません。どうしても、ちょいワルオヤジやヘンなオバサンは必要なのです。

 この部分は多分関係されていた日本のエスペラント(学)会の組織がもつ硬直性や閉鎖性を指摘されたものだと受け取りました。今回、由比忠之進さんの焼身自殺と三島由紀夫の自裁に衝撃を受けた学生時代の記憶を再び辿ることになりました。さらに、少し前にロマン・ドブジンスキ/L.C.ザレスキ=ザメンホフ著『ザメンホフ通り』(原書房 2005)を読んだことがエスペラントについて再考する要因の一つになっているの確かですが、私自身はエスペラント(学)会とは全く交流はなく、エスペラント運動がどの様に展開されているのか、現況を把握しているわけではありません。

 >参考資料 光文社 カッパブックス 磯村懋(いそむらつとむ)著「奇跡の対話教育」お金をかけないで、モンテ総理教育に近い教育方法に 成功した体験例です。今となっては不要な部分もちらほらある豊橋のご一家ですが特に184〜192pの姿勢が現代のエスペラント運動に欠けていると思います。

 学部時代の児童心理学の講義ではピアジェやロワンといったところが中心で各々のメソッドにまでは及ぶことはありませんでしたし、残念ながらモンテッソーリ・メソッドには終ぞ触れることなく今日に至っています。その後も所謂ニューエイジ系の発達心理学の書物を渉猟したことはありますが、世過ぎ身過ぎに追われて中途半端なものに終わっています。尚、ご紹介の資料には早速あたってみたいと思っています。

 おそらく偽の友をあばけさんも今日の“パンとサーカス”の社会状況から、やがて“ソドムとゴモラ”の世界が現出することを望んではおられないでしょう。その点において、例の3S政策のことも、組織の中核部分が独り善がりなエリート意識で固まっているような(学)会では広く人々の賛同を得られない運動の限界を指摘したもので、運動主体にたいし寛容さを求めた一種のパラドクシカルな提言であると受けとめています。
 以前にも述べましたが『自国語や他国語が其々にもつ既成概念に囚われない、例えばエスペラントのような言語で地球規模でのコミュニケーションを再構成する試みが肝要であるとの認識』には変わりありません。ただし、それには一つの言語で世界を統一するのではなく、異なる民族間にコミュニケーションを成立させるための橋渡しの役から逸脱しないという中立性の探求と堅持が必須であることは言うまでないと考えています。

 また、会いましょう。

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