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空間と人間
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投稿者 愚民党 日時 2006 年 11 月 17 日 02:31:28: ogcGl0q1DMbpk
 

(回答先: 横レス、失礼。アーティストはミディエイターですから「無」の窮地と「醒めた眼」が必要 投稿者 Sun Shine 日時 2006 年 11 月 16 日 18:03:12)

Sun Shine さん。こんばんわ。
レスありがとうございました。
「舞台と空間、異次元」の記述には、共有感覚を熱く感じました。

雑談的に記述していただく方が、自分としてありがたいです。

97年の秋ごろ、立体音響ドラマつくりに関わったことがあります。
人間の両耳から入力する空間音に接近する録音装置による、立体音による
短編ドラマつくりだったのですが
劇場のホールを借りて、製作をしているとき
「音響家・音楽家」の人が
「また、見えない幽霊が壁をたたく音が聞こえる」と
言っておりました。
劇場には「見えない幽霊が住んでいる」という話は、よく聞いたことがあります。
耳が敏感な「音」をつくる人は、幽霊が出す音を聴いてしまうのかもしれないと
そのとき思いました。

聴覚と臭覚は空間を知覚する装置であり、本番舞台の経験で鍛えられた音楽アーティスト
の耳は、技術として集積されていくのだと思います。

暗黒舞踏の玉野黄市さんが、2001年後までのアメリカでの活躍を記述して
くださり、読んで嬉しかったです。

1994年の夏合宿、自分は玉野黄市さんのワークショップに参加しました。
はじめて暗黒舞踏を教えていただきました。
場所は鎌倉山にある道場でした。

玉野黄市さんは土方巽の第1弟子です。

1994年夏合宿ワークショップのときは
玉野黄市さんがアメリカの大学で、学生を白塗りさせ、学生を出演させた
アメリカでの公演記録ビデオを3本くらい、ワークショップ授業のひとつとして
夜、参加者全員でみました。

朝は海岸までマラソン、朝飯を食って鎌倉山の道場に行き、午前・午後の
ワークショップ、夕方、宿泊所に帰り、晩飯つくりと晩飯、酒飲みコミュニケーション。

そこで聞いた話ですが、スピルバーグ監督から
「猿人類」の役で、映画出演依頼が来たそうですが、断ったそうです。

玉野黄市さんは、アメリカと日本を往来しながら、暗黒舞踏を踊ってきました。
60歳代ですが、今も現役です。

玉野黄市(右)に稽古をつける土方巽(左)

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川崎市岡本太郎美術館, 岡本太郎美術館=, 慶応義塾大学アートセンター

土方巽の舞踏―肉体のシュルレアリスム 身体のオントロジー (CD-ROM付)


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早乙女 貢

敗者から見た明治維新~松平容保と新撰組


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早乙女 貢

愚直に生きる―幕末列伝×敗者の美学


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早乙女 貢

続・会津士魂〈2〉幻の共和国


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早乙女 貢

千姫狂乱


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早乙女 貢

会津士魂〈6〉炎の彰義隊


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星 亮一

会津戦争全史


暗黒舞踏と会津戦争


土方巽は秋田県の出身です。東北歌舞伎にこだわりながら、80年代に死んでいきました。
土方巽暗黒舞踏を発見したのが三島由紀夫と渋澤龍彦でした。

自分は2004年から裏方の手伝いで、舞台には暗黒舞踏も演劇も出演しておりません。
小説に打ち込み、だいぶ体も肥満体になってしまいました。

舞台の方は60歳を目標に復帰しようと思っております。
そのためにはまず演劇の方から、すこしづつ復帰しようと思っております。

文学では早乙女貢さんの小説が、だいぶ明治維新の横暴を資料を出しながら暴露しているのですが
日本近代現代文学は、明治の現人神、大日本帝国の神、大室寅之祐王朝絶対天皇制強権に洗脳されてきましたので
おめでたいぬるま湯にあいかわらずつかっております。

石川啄木「日本閉塞の現状」その批判精神を継承するものこそ、日本文学だと自分は思っているのですが
明治維新成立、日本近代制度成立への根本的疑問を待たないまま、明治維新に洗脳されている文学者ばかりです。

「成り上がり者、大室寅之祐が明治大帝になった」と暴露する文学者は皆無です。

人様世間様から狂人と思われようが、小説の方もがんばるしかないと思っております。

美術家はオリジナリティをめぐる競争と闘争のなかで
おのれの狂気さえもオリジナリティのパワーとして絵に注入していくそうです。
狂気も表現の要素にしてしまう制御装置を美術家はもっております。

Sun Shine さん。コメントありがとうございました。

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